アクトス問題をネット検索したら、この訴訟を手がけている法律事務所のサイト→http://www.actos-cancer-lawyer.com/にいきあたりました。以下はその簡訳。
「アクトス問題の弁護士は、患者の権利と健康のために戦っています」
信じられないかもしれませんが、薬品はFDAに認可されますが、その副作用はいまなお非公開です。最近の例として糖尿病治療で人気のアクトスがあります。何百万人もの2型糖尿病患者にとってのダブルパンチは:
- FDAはアクトスが膀胱がんのリスクを増すかもしれないと発表した
- 全米糖尿病協会は、アクトスが失明につながる眼疾患に関係しているとする研究結果を発表した
それまで、アクトスの「安全への懸念」に書かれていたのは、以下のものだけでした。
- 心臓発作
- 脳卒中
- 肝不全
- その他深刻な有害事象
下の動画を見ると、「眼病」とはMacular Edema、黄斑浮腫という病気のようです。確かに、こういう病気が副作用としてあることを認識していないと、糖尿病薬を続けることになり、最後は失明に至りかねません。武田、こわ。http://www.youtube.com/embed/0wJaHUVHu58?rel=0
さらに怖いのは武田の不気味な人脈です。中でも、取締役及びチーフ メディカル&サイエンティフィック オフィサーの山田忠孝氏は、博士号をもつ日系アメリカ人。それまで医師を務めていましたが、2000年からグラクソ・スミスクライン(GSK)社に入社。研究開発部門長や取締役をつとめ、2006年6月からは、かの「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」に招請され、グローバル・ヘルス・プログラムのプレジデントに就任しています。その後、2007年6月から二年間、医療機器・メディカルサプライのグローバル企業、コヴィディエン社取締をつとめた後、2009年6月に武田の経営陣に加わっています。現職は2011年6月から。同年、彼は武田から約2億5千万円の役員報酬を得たそうです。http://www.takeda.co.jp/company/management/biography.html#anc01-07
GSK社といえば、多くの被害を出している子宮頸がんワクチン「サーバリックス」の製造会社。年代を考えると、山田氏がその開発指揮にあたっていたのは間違いありません。また、ビルとメリンダ・ゲイツ財団は、よく知られたワクチン推進の財団ですが、ビル・ゲイツは、最大の目的は人口削減であることを隠しておらず、彼の財団は、「人口削減のために子どもにワクチンを打ちまくっている怪しい慈善団体」と噂されています。山田氏はその責任者だったわけですが、これをWikiの記述と重ねて読むと、もっとこわ~。
「…さらに還暦を迎えて引退を考えていた矢先の2006年にはビル・ゲイツからの誘いを受けてビル&メリンダ・ゲイツ財団の世界衛生部門総裁に就任、開発途上国向けの低コストの保健ツールの開発と供給を助ける財団の活動を主導した。2011年初めには同年6月をもって同財団を勇退し、篤志家としての活動にひとつの終止符を打つことを発表。今後はこれまであまり顧みることのなかった日本において未公表の「大きな仕事」を手がけたい意向があることを明かしている[1]。」
あのう、「未公表の『大きな仕事』って何ですか?」と聞きたくなりませんか?
常々思いますが、「カネと権力」に直結した科学者ほど危険な存在はありません。なぜなら、彼らは、必ず、どこかで「良心と正義感」を捨て去って来たからです。もっとも、山田氏の下にも、武田から多額の研究費を得ている医師や研究者はゴマンといるのでしょうが。2014.4.22