札幌市と道庁、「マスク」対応の意味すること

  なんと、札幌市と北海道庁での「行政交渉」が、こんな↓ニュースになっていました。

ワクチン反対の市民らに応対した道職員らが感染

2021/07/07(水) 14:43 掲載 https://www.htb.co.jp › news › archives_12310

 7日夕方札幌市は職員3人が新型コロナに感染したと発表しました。この3人は先月末にマスクをせず市役所を訪れた人と応対をしていました。
 【札幌市保健所山口亮感染症担当部長】

「マスクをしていない来庁者との対応があった」「感染可能期間(発症2日前)の市民との接触はない」
 感染したのは札幌市の危機管理対策室の2人と教育委員会の1人です。関係者によりますと先月末、ワクチン接種に反対する複数の来庁者がマスクをつけない状態で抗議に訪れたため職員は30分から1時間ほど応対していたということです。
 【槙智洋行政部長】
 「マスクをつけることやパーテーションのある部屋での対応をお願いした。ご理解はいただけなかった」
 今回の来庁者は、道庁にもマスクをせずに訪れ応対した道職員からも4人の感染者が出ているということです。
 道や札幌市保健所はこの来庁者を通じて感染した可能性を慎重に調べています。

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 もちろん問題は「マスク」ではありません。しかも、実際の訪問から1週間もたってからの記事。なのに、メディアは私たちを取材することもなく、「マスクをつけずに訪れた」ことが諸悪の根源であるかのように書いている。…そこには当然、メディアと行政が必死になって隠そうとしていることがあるわけ。

 その理由として、二つあげときます。

 まず「子どもたちのマスク」の件。教育員会や危機管理対策室は、国の指示通りに子どもへのマスク着用を強制していたこと。もちろん独自の検証なし。これは教育の独立を犯すだけでなく、子どもたちの呼吸の自由を奪うという点で、彼らの健康を大きく害しているのです。しかも、親に対して何の説明もないどころか、「従え」の一本やり。

 私たちは長引くマスク生活により、子どもたちは精神的・肉体的に大きな問題に直面していること、すぐに健康状態を調べるなどして子どもが普通に呼吸できるようにすべきことを求めました。…彼らはそれに反対は示さず、「検討する」と言ってたのよね。

 

 次に「コロナワクチン」は同意書なく接種されていること。

 ほとんど知られていませんが、コロナワクチンの「予診票」には、「接種希望書」と書かれているだけで、法律で求められている同意書はつけられていません。「同意書」とは、特定の医療行為に関し医師と被接種者が文書による説明をもとにリスクやベネフィットを確認して取り交わす、法的文書(インフォームドコンセント)のこと。一方、「接種希望書」には法的裏付けなどなし。

コロナワクチンとは国民全体を対象にした大型詐欺なのです。

 こうして、れっきとした「事実」を指摘し、事業者として善処するように求めた私たちに対し、彼らは、おそらくこの件を、一応「検討」したはずです。しかしその結果(おそらく国へもお伺いを立てた)、市民の言い分を完全無視することにしたのでしょう。そこで、メディアと示し合わせ、「マスク未着用」の不埒な輩のおかげで対応した職員がコロナに罹患したということにしたわけ。こうしておけば、二度と山本チームに顔を合わせることもないという計算でしょうが、これで通るのが北海道です。

2021/7/16

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/