コロワク・アナフィラキシー、37人に 一時停止すべき

今朝のネットニュースで、コロナワクチン接種後のアナフィラキシーがまた増えたことを知りました。

男女12人に重いアレルギー反応 新型コロナワクチン接種後

2021/03/12 00:29共同通信社 厚生労働省は11日、新型コロナウイルスのワクチンを接種した2050代の男女12人が、重いアレルギー反応であるアナフィラキシーを発症したと発表した。いずれも投薬などで症状は回復したり快方に向かったりしている。国内では11日までに、18万人の医療従事者がワクチンを接種。アナフィラキシーを発症したのは計37人となった。厚労省は12日に開催する会合で症例を検討するとしている。厚労省によると、内訳は男性1人、女性11人。米ファイザー製のワクチンを810日に接種し、接種から40分以内にせきやじんましん、嘔吐などの症状があった。

 一日で12人も増えていますが、この見出しでは「総計」と取り違える人もいるかも。さっそく厚労省のサイトをチェックしましたが、なんと、昨日紹介したアドレスは、すでに2つとも「Not Found」になっていました。昨日の分析通り、厚労省はコロナワクチンの実態を広く国民に知らせるつもりはなく、高齢者の接種開始まで、事実を隠し通したいのでしょう。

 これは深刻な事態です。今回の被接種者は、比較的若く健康な人ばかり(彼らの「持病」は日常生活にも勤務にも影響がなかった)。でも、これが高齢者となると事情は全く違います。病院通いや投薬漬けの人も多いはずで、医療を通じて、このワクチンに含まれている実験的成分、PEGに対する抗体をもっている人も少なくないでしょう。そういう人がコロナワクチンを接種すると、この抗体が爆発的に反応し、激しいアナフィラキシーショックを起こしたり、塞栓症などを起こしたりて死に至るケースも出てくるはず(そのことは大分前に欧米の医師らが警告していた)。

 従って、政府としてやるべきことは、今の時点でおきていることを正直に市民に知らせ、コロナワクチン接種を一時中止し、改めて市民の意見を聞くことです。市民もその中止を求めて行動を起こすべきでしょう。だって、これをほうっておくと、接種対象はやがて全市民に広がるのだから。

 でも、いわゆる「専門家」は中止など夢にも考えていません。

注1:専門家の意見(昨日の厚労省サイトから)

○岡明 薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会長

「基礎疾患として喘息のある方が、 ワクチン接種後5分以内に咳などの呼吸器症状が出現し、また全身のかゆみやまぶたの腫れなどの症状も認めたことからアナフィラキシーと診断されている。適切な治療で症状は軽快したものと考えられる。本ワクチンを含めどのワクチンにもアナフィラキシーをおこす可能性はあり、接種後少なくとも15分以上の観察期間の周知と、アナフィラキシーによる症状が疑われた場合の適切な対応が重要と思われる。詳細な情報を収集し今後の審議会で評価をしていく必要がある。

○森尾友宏 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会長

「薬や食品などで重いアレルギーの症状(アナフィラキシーなど)を起こした方は、問診票に必ずご記載いただくとともに、接種する施設ではこのような事態に備えて、アナフィラキシーに即時に対処できる体制を整えておくことが重要である。詳細な情報を収集し、また症例を蓄積して、今後の審議会で評価していく必要がある。」

 すごいですね。問診票に持病を書けば、普通、「接種はやめなさい」となるはずなのに、あえて受けさせ、症状が起きることを期待して準備している。なぜなら彼らの目的は症例を蓄積し、分析することだから。「先行接種」される医療関係者は、自分たちがモルモットだと考えていないかもしれませんが、アナフィラキシーは何らかの背景がある人にだけ起こるわけではありません。しかも、この症状が、将来の健康にどんな影を及ぼすか、誰もわかっていないのです。

2021/3/12

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/