オタフク患者の77%がワクチン接種者だった

 「痛かったわよ、そりゃあ。その後で、気分が悪くなって…」
 「じゃあ、お年寄りなんか大変ねえ」
 「危ないと思うわよ。私だって、その場でしゃがみこみたくなったもの」
 「でも、毎年打っていれば大丈夫、って聞いたわよ」
 「そっか、久しぶりに打ったから、大変だったのかしら」
 東京行きの電車の中、二人の中年女性は、豚フル・ワクチンについてのおしゃべりに夢中。でも、ワクチンそのものの危険性などまったく知らなげで、「やっぱり、毎年打つか」で終わってしまいました・・・・・・うーん、やっぱり「ワクチン=予防」と考えているのか。
 アメリカでは昨年夏あたりから「オタフク風邪」が流行しています。一部のユダヤ系のコミュニティから広がったというのが気にかかりますが、2月に入って、ニュージャージー州と、ニューヨーク州では「大流行」と伝えられるほどに。製薬会社は、「予防接種をした人が少ないからだ。打っていない人間は危険だ(病気をうつすから)」みたいなことを言っているようです・・・・・・でも、事実はまさにその反対。
 「CDC(疾病コントロールセンター)によれば、NJのオタフク患者の77%が予防接種を受けていた」。これはCNNのリポートです。厚生省の担当官に相当する人の言葉だから、確かでしょう。
Anyone fully vaccinated from mumps receives two doses of the vaccine, according to the CDC. Of the New Jersey cases, 77 percent were vaccinated, Terjesen said.http://edition.cnn.com/2010/HEALTH/02/08/mumps.outbreak.northeast/
 
 伝染病に予防接種は効かない!・・・そういうことになります。それどころか、この数字を見ると、予防接種を打った人は、感染と予防接種による被害という、二つのリスクを抱え込むことになります。マスコミ報道を見ていると、いかにもワクチンは効きそうですが、これってペテンじゃないの?
 それに、現在は法律的にもワクチンの強制はなくなりました。昔、泣き喚く赤ちゃんに打っていた三種混合などは、十年以上も前に中止された(1994年改正予防接種法)し、BCGも法改正で勧奨接種になっています(結核予防法)。なぜ? 効き目がないから。少なくとも、科学的な裏づけがないから。そして、ちゃんと反対してくれた医師たちがいたからです。
 製薬会社はそうとう頭を抱えたことでしょうね。それ以後、定期的な「インフルエンザ」が流行し、過激なほどの「対応策」がとられるようになるわけです。アメリカのあるブログは、H1N1ワクチンの効果と安全性を証明する科学的研究に一万ドル出す、と呼びかけていますが、まだ一通の応募もないとか。やっぱりそういうことなんですね。 (http://www.naturalnews.com/027985_H…)
 このブログの筆者は、わざわざオタフク・ワクチンを打った人たちが、なぜオタフク風邪になってしまったのか、という疑問に、「ワクチンそのものが免疫力を弱め、流行にかかりやすくなるからじゃないか」、と推測しています。豚フルの死者の中にも、ワクチンを打った人が大勢いるはずですが、どの国もその数値を発表していません(ご存知の方は教えてください)。健康への道、それは汚染の少ない環境と食事(ゼロとは言えませんね・・・)、良質な睡眠、適度なスポーツ、そしてストレスとワクチンのない生活、かも。2010.2.11

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/