「ハトミミ」に市民の声を!

 
 2月4日、現在の「焼却中心主義」のごみ政策変更を求めて、環境省交渉を行いました。
今、全国各地で、広域焼却炉への住民の反対で、計画が暗礁に乗り上げていますが、地方によっては、国・県・広域が一体化して、違法を承知で手続きを進めているのです。 
 交渉は、昨年提出した(2009年11月30日)、総理と環境大臣あての意見書の扱いから始めました。新政権になって、行政機関の官僚がどう変わったか、を見るためです。
 ところが、担当者は意見書を上司にあげるどころか、読みもせずにぎりつぶしていたことがわかりました。
名倉課長補佐(廃棄物対策課)は悪小役人の代表、行政用語を駆使し、知らない人を煙にまこうとするのです。上司を呼ぶように言っても、「今日は私どもでお話をうけたまわる」の一点張り。意見書を上にあげるよう求めても、「約束できない」「内部で相談させていただく」「返事を出すかどうかわからない」……環境省は予想していた以上に悪質化していました。

 同道した兵庫県豊岡市竹野町の人たちが怒りの声をあげます。
 「みな竹野川の伏流水を飲み水にしたり、農業に利用したりしている、住民をだまして違法を積み重ねた都市計画(焼却炉建設)は許せない!」「たった13人の地主の同意で、何百億円もの税金をつぎ込むのは納得できない。現地に来て実態を把握してほしい。税金の使い道を全部教えてほしい。竹野町全部の将来がかかっている。健康被害を危惧している。汚れた水は海をも汚す。これでどうやって生きて行くのか?」
  
 でも、担当官は「手続きは適切になされているはずなので、チェックの必要はない」としゃあしゃあ。最後は参加者のほとんどが「環境破壊省」「環境悪化省」と言い出し、口々に循環型交付金を停止してごみ政策を変えるよう求めました。
 でも、時代は変わっています。次に訪れた内閣府・規制改革推進室は、ちゃんと話を聞き、
「できるだけ要望に沿うようにします」と言ってくれたのです。民主党政権の売り物、「国民の声」では、●真に国民のために取り組むべき課題や政策の提案、●身近なムダ(国の予算(事務・事業)及び組織の無駄根絶・効率化につながる提案・指摘)、●おかしなルール(国の規制・制度改善につながる提案)等を求めています。今回の締め切りは2月17日。
http://www.cao.go.jp/sasshin/hatomimi/youkou.html
 「ハトミミ」は、戦後政治初の「国民の声」を聞くシステム。これを生かすも殺すも市民次第。この記事をお読みの方、ぜひ上のサイトにアクセスし、「循環型交付金の中止」と、「循環型基本法(焼却炉中心のごみ政策)の見直し乃至廃止」、「広域ごみ処理施設計画の廃止」、「リサイクル重視のごみ政策」などを訴えてください。数が必要です。お友達にも知らせて下さい。いいかげん、焼却中心のごみ処理政策をやめさせましょう。2010.2.7
 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/