HPVワクチン義務接種化の動き強まる(米・フロリダ州)

 アメリカ・フロリダ州ではHPVワクチンの義務接種化を求める法案が提出されていることをご存知でしょうか。「ワクチン大国」として知られるアメリカでさえ、HPVワクチンは任意接種。何万人もの被害者が出ているにもかかわらず、この時点で「義務化」を求めるのは、地に落ちた「ガーダシル」の再生を狙うメルク社の陰謀。これが通ってしまうと、他州でも同じような作戦が展開されるはず。この動きに抵抗して、NVIC(NGO,全米ワクチンインフォメーションセンター)は、以下のように呼びかけています。アメリカに知人・友人・家族がいる方、ぜひ知らせてあげてください。

 

フロリダの子どもにHPVワクチンを強制接種するSB1558とHB1343に反対してください

  フロリダ州の学童すべてに(男の子も女の子も)HPVワクチンを強制接種する法案、SB 1558 HB 1343が提出され、すでに関係機関において審議が始まっています。2018年1月27日現在、これら法案に関するヒアリングの日程はまだ発表されていませんが、おそらく議会審議は短く、行動もすばやいと考えられるので、みなさんも至急行動して下さい。

やるべき行動:

  1. SB1558の提案したSenator Jose Javier Rodriguez氏にコンタクトし、同法案の撤回を求める。自分の子にこのワクチンを強制することになるのを考えないのか伝える。フロリダ州は「良心的接種拒否(conscientious exemption.)」を認めていません。
  2. 同様に、HB1343の提案者Representative Amy Mercado 氏にコンタクトし、同法案の撤回を求める。自分の子どもにこのワクチンを強制することになるのを考えていないのか伝える。
  3. フロリダ州議会議員と地元の選出議員に電話、メールし、これらの法案に反対し、決して共同提案者とならないように求める。地元の議員の名前やコンタクト先がわからなければNVICのサイトをご覧ください(後略)。
  4. 時間が許せばこれらの法案が審議される委員会へご参加を。委員たちはみなさんの「Noに投票するよう」求めていることを聞く必要があります。委員を教育しましょう(委員会名省略)。
  5. NVICのアドボカシー・ポータル・サイトhttps://nvicadvocacy.org/members/Home.aspxから最新情報を得てください。
  6. この情報を家族や友人に広げ、NVICへの登録と、この法案への懸念を伝えてください。

主張すべきポイント(簡訳なので注意)

  1. 両親には自分の子どものヘルスケアについて決定する権利があります。法案提案議員は、他人の子どもの親の権利を侵害すべきではありません。HPVワクチンはすでに打ちたい人は打てるシステムになっており、法律ですべての子どもに強制する必要はありません。
  2. 全米でHPVワクチン強制を決めたのはバージニア州だけです。バージニア州議会は2008年、女の子へのHPVワクチン強制接種の法案を通しましたが、誰でも接種を免除することができます。(中略)その他の州はすべて、HPVワクチン義務接種化に失敗しました(All other attempts to mandate the HPV vaccine have FAILED)。
  3. フロリダ州では、HPVワクチンを義務化しなければいけないような医学的緊急事態は起きていません。HPVは性的行為で感染するもので、学校という環境中で随時感染するようなものではありません。
  4. ワクチン接種による被害のリスクがあります。ワクチンは医薬品であり、障害や死のリスクがあることは、1986年、全米小児ワクチン健康被害法(National Childhood Vaccine Injury Act)を通過させた連邦議会も認めています。ワクチン副反応による被害に対して支払われた保障金は、1988年以来、38億ドル以上にも上っています。また2011年には、最高裁がすべてのワクチンは「安全でないことは避けがたい」と、本質的な危険性を認めました。
  5. HPVワクチンは、無視するにはあまりにも多くの障害を引き起こしています。
  6. MedAlertsによれば、2017年5月末までに:
  • ガーダシルによるVAERS(ワクチン有害事象報告制度)への副作用報告…57,520(死者271を含む)
  • サーバリックスによるVAERS報告・・・3.579(死者17を含む)
  • 重篤な副作用には…原因不明の失神、筋肉痛、無力、生活に支障をきたすほどの疲労、麻痺、脳の炎症、リューマチ性関節炎、 紅斑性狼瘡、血栓、多発性硬化症、視神経炎、自然流産、発作、心臓病、発作/けいれん その他多数
  • (VARES報告は義務付けではないので、報告されたのは実態のごく一部でしかない)

  7.HPVはアメリカではもっともありふれた性感染症の菌であり、性的活動によってHPVに感染しても、90%以上は二年以内に何の症状もなく自然に排除される。今のワクチン(ガーダシル9)がカバーするのは200種以上の菌のうち9種に過ぎない。

  8.アメリカでは子宮頸がん検診が導入された1960年以来、子宮頸がんは74%も減ったし、女性は引き続きーHPVワクチンを受けても受けていなくてもー検診を受けるよう薦められている。

  9.子宮頸がんのリスクは自分の行為によってもたらされる。喫煙する女性は喫煙しない女性に比べ、二倍も子宮頸がんになりやすい。長期にわたり否認ホルモン剤を使用していると子宮頸がんのリスクも増える。

  10.いくつかの国ではHPVワクチンをスケジュールからはずし、フランス、インド、日本、スペインではHPVワクチンメーカーに対して、刑事訴訟が起きている(詐欺、安全問題、誤情報などが争点)。

  11.四価ガーダシルの研究Death After Quadrivalent HPV Vaccination: Causal or Coincidental?”において、研究者は、HPVワクチンが急性自己免疫症候群をもたらす、本質的なリスクがあると結論付けている。

 

  詳しくはNational Vaccine Information Centerを。「良心的接種拒否」とは、思想信条に基づいて接種を拒否すること。それさえ認められていないフロリダ州はすでに医療テロの社会です。また、日本のHPV訴訟が刑事罰を求めているかどうかは知りません(民事訴訟だけだったのでは?)。それにしても、これほどのワクチン被害を否定し続けてきた日本の「自称ジャーナリスト」村中氏が、医薬産業界お手盛りの「ジョン・マドックス賞」をもらったのも、HPVワクチン再生と関係がありそうです。2018.2.12

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/