ペスト・コントロール②
ペスト・コントロールについて、いくつかご意見をいただき
ました。ありがとうございました。
「ペストってねずみのことかと思った」。
その通りです。ペスト=黒死病、その菌を媒介したねずみを
、その後、「害虫」の代名詞として使うようになったのですね
。現在は非常に広範囲に使われています。
IPM(Integrated Pest Management)に関しては、
「日本では『総合的病害虫管理』と訳されています。日本は農
薬に関しては、子供の問題も含め先進国からかなり遅れをとっ
ています」という連絡をいただきました。
そりゃ、日本では業界の方が行政、国会より強いから。そし
て強力な市民運動がないから。子供を守るべき教師や教育委員
会、PTAからして、農薬散布を当然視することが多いから。業
界代表はスミパイン(フェニトロチオン)のメーカー、住友化
学。学校(校庭や教室)は彼らの殺虫剤を大量に売り込めるマ
ーケットで、彼らには「子どもの保護」なんて考え、てんであ
りません。
ところで、東大が違法使用した水銀製剤のメーカー、「クミ
アイ化学」を調べていたら、次のようなページにぶつかりまし
た。
「静岡市内の産業廃棄物処分場跡地に関するお知らせ(PDF)」
清水市(?)の同社の工場跡地が有害化学物質に汚染されて
いたのです。これを「クリーンアップ」するというので、後で
よく読もうと、いったん削除したら、その後まったく開かな~
い。汚染跡地のクリーンアップは汚染を拡大することがあるの
で、ぜひ、チェックしてみて下さい。なお、化学系のサイトの
場合、開きにくいのはここだけではありません。
日本の情報統制もひどいもんです。2008年11月3日