ご存じでしたか? イラン戦争の陰で、米政権トップがインサイダー取引に加担していた「疑い」があるというニュースを。武力紛争は経済戦争の一形態なので、こういう取引があることに驚きはしませんが、それにしても現役「戦争大臣」が、イラン攻撃直前に、防衛関連企業信託に数百万ドル規模の投資をもちかけていたとは、汚い。
「イラン攻撃直前、企業投資狙う 米国防長官の資産運用担当者 3/31(火) 14:30 【ワシントン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は30日、ヘグセス米国防長官の資産運用担当者が米イスラエルがイランを攻撃する数週間前に防衛企業関連の上場投資信託(ETF)に数百万ドル(約数億円)の投資を試みていたと伝えた。 FTによると、担当者は米金融大手モルガン・スタンレー所属。ETFは米大手資産運用会社ブラックロックのもので、モルガンの顧客には購入できない状態だったため、最終的に投資は実行されなかった。米イランの交戦を巡っては、トランプ大統領が今月23日、SNSで終結に向けた対イラン協議に関して前向きな投稿をして原油先物価格が急落。その直前に取引が急増し、インサイダー取引の可能性が疑われている。

(イランはトランプ氏による市場操作を警告していたが、ヘグセス氏の戦前の株式投資戦略はテヘランの主張が正しかったことを証明しているのか?Hindustan Times)わかりやすく、お勧めの動画。https://www.youtube.com/watch?v=cSQNYu2_rT4
ブローカーが接触していた世界最大の資産運用企業、ブラックロックは、条件が未整備だったため、この取引を実行しなかったといいます。FT紙は同社や政権にも取材していますが、ノーコメントとのこと。一方で、国防総省のショーン・パーネル報道官は、Xでこの情報を「虚偽」と一蹴しています。
「全くの虚偽であり、捏造だ」「ヘグセス国防長官もその代理人も、ブラックロックにそのような投資について接触したことは一切ない。これは根拠のない不誠実な中傷であり、即時の撤回を要求する。ヘグセス国防長官と国防省は、最高水準の倫理基準と、適用されるすべての法令・規則の厳格な遵守に対する揺るぎない姿勢を堅持している。」
しかし、この国防総省(正式には「戦争省」)の発言を真に受ける人は、もうあまりいないのでは。というのは、イラン側は、何度もトランプ発言を公式に否定しているし、国内のノー・キングデモや、オルタメディアの報道によって、ますます多くの米国人が、「嘘つきトランプ」に気づき始めているからです。
「イラン議会のガリバフ議長は月曜日(3/30),トランプ政権は市場操作を試みているだけだと投稿した。『注意:市場開始前のTruth Socialのニュースは、多くの場合、利益確定のための仕掛けに過ぎない。基本的に、それは逆指標だ』『逆に動け、価格が上昇したら空売り、下落したら買いだ』と批判した。」
…イランはこれまでも、トランプ発言の度に株や石油など先物市場の価格が乱高下し、何百万ドルが「消えて」きたことを批判してきました。そして、上のイランの投稿の数時間前も、それこそ米国市場が開く前のタイミングで、トランプ大統領はまたもTruth Socialに、イランとの協議が進行中だと投稿していました。
「アメリカ合衆国は、イランにおける軍事作戦を終結させるため、より新しく、より理性的な政権と真剣な協議を行っている」とトランプ氏は書き、ホルムズ海峡に関する合意が得られなければ、イランの発電所や油田、そしてハルグ島を破壊すると脅迫した。
「イランの新政権との協議」も、これまでの「イラン核保有」も、「テロ国家・イラン」も全部ウソ・・・ヘグゼスら政権中枢は平然とそのウソを創作し、それを、厚顔無恥、半ば狂いかけたこの老人の口を通じて発言させている犯罪政権です。それに比べ、イランの政治家たちの表情に現れる知性と正気、信念は、どれほど世の人々をほっとさせることか・・・これが世界中のイラン支持の高まりにつながっている。なお、今日4月2日、日本の国営放送はそのトランプのウソをくり返し、「協議がうまく行くように」などと述べる「専門家」の言葉を紹介していましたが、飼い犬は飼い主に似て同じように恥知らず。

居眠りするトランプの隣で戦争続行を主張するヘグゼス戦争大臣。
ヘグセス氏は、トランプ政権の中で最も好戦的な一人で、トランプも「停戦を嫌がっているのは、彼とケイン将軍だけ」と認めているほど。彼は、開戦後、ペンタゴンで行われたキリスト教礼拝で、「正義と我が偉大な国家の敵に、一発一発の銃弾が命中しますように」「・・・慈悲を受けるに値しない者たち(イラン人のこと)に対する圧倒的な暴力的な行動力をお与えください」。「暴力的な行動力」とは、わかりやすく言うと、「何も考えずに虐殺しろ」という意味でしょう。これほどまでに汚れ、血に飢えた怪物たちのたまり場が、トランプ「エプスタイン」政権です。イランへ地上軍が到着したことを考えると、彼らを倒すクーデタが早急に必要だと思います。2026.4.2