ワクチンは脳炎・脳症を引き起こす

前記事の続き。「はしか恐怖作戦」は、もう始まっています。例えばNHKは、はしかの恐怖を煽り立てる記事で、はしかワクチン(日本ではMRワクチン)の必要性を訴え、接種の低年齢化と大人への接種拡大を狙っています。記事https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20230519a.htmlはこう↓始まります。

はしか(麻疹)で亜急性硬化性全脳炎(SSPE)に 寝たきりになることも 2024年3月21日https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20230519a.html 元気だった男の子が、小学2年生のとき、急に物忘れが多くなり、半年もたたずに歩くことも話すこともできなくなってしまいました。赤ちゃんのときに感染したはしかが原因で、「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」という難病を発症したためでした。頻度は高くはないものの、はしかにかかった数年後に発症し、寝たきりになったり、命を落としたりすることもある病気です。・・・

 この記事は、小学2年生の時に突然、「亜急性硬化性全脳炎、SSPE(subacute sclerosing panencephalitis)」になった男性(現在25歳)の悲運を伝えています。SSPEとは、遅発性の脳の炎症で、記憶力低下、知的障害、脱力発作、歩行障害、行動異常などの症状が現れます。その進行を止める治療法は存在せず、「難病」として指定されています。・・・・問題は、彼が突然、SSPEを発生したのは、「生後11か月ではしかにかかったのが原因」と断定していること。これを裏付けているのはこの人↓。

国立精神・神経医療研究センター 脳神経小児科 竹下絵里医師 「SSPEは、はしかに罹患した5~10年後に発症し、好発年齢は5~14歳ころです。初期には、記憶力の低下、学校の成績低下、落ち着きがなくなる、興奮しやすくなる、無関心になる・・・など精神的な症状で気付かれることが多いです。その後、手足や体がぴくっとする不随意運動が出ることも特徴です。進行すると、歩行不能になり、口から食事をとることが難しくなります。体温調節の障害、発汗の異常などの自律神経症状も見られるようになります。さらには、意識が消失し、自発的な運動がなくなります。完治のための治療法は確立していないため、知能低下、意識障害、運動障害などの症状の進行に対する対症療法が中心です。治療やケアにより長期間生存する患者さんもいます」

 ちょっと驚きました。「SSPE=はしか原因説」って、いったいいつから公然と言われるようになったの?と思って。で、英文検索をかけると、最初のヒット約50件はほとんどが2022年以降のもの。コロナの時期とかぶっているのに注意。それも、「コロナ問題のあおりを受けてはしかワクチン接種率も下がった」のを踏まえ、いかにはしかワクチンが重要か、どうすれば接種率が上がるかを強調する論文が多い・・・なんと露骨な。なお日本では、難病情報センターが、「麻疹ウイルスによる脳内での 持続感染 が原因」と断言しています。https://www.nanbyou.or.jp/entry/42

そしてWikipediaに至っては「具体的には、麻疹ウイルスが感染し麻疹になったあと、ウイルスが中枢神経系へと潜伏した後に変異を起こし、SSPEウイルスとなって、それがに持続感染することで、亜急性硬化性全脳炎が発生する」と、証明もなしに、まるで見て来たような説明をしていますが、これはWikpediaの性格=政府寄り=を考えると不思議ではない。でも、前記事でも書いた通り、「はしかウイルス」は存在しません。それ以前に、「ウイルス」の純粋分離も成功したことはなく、当然、感染症を起こすことが証明されたこともないのです。山本は、むしろ、ウイルスとは―他の多くの微生物と同じくーヒトの生命共同体の一部だと考えています。ヒトの本質は、自然環境(さまざまな生命体が住まっている)との交錯なのだ。

 しかし、中にはまともなことを書いているサイトもありました。

「(脳炎とは)脳内に白血球が入り込んで炎症を起こし、脳が障害される病気です。ウイルス、細菌、真菌(カビ)、寄生虫といった病原体が脳に感染して起こる「感染性脳炎」と、自己免疫によって起こる「自己免疫性(免疫介在性)脳炎」とがあります」「自己免疫性脳炎とは、病原体はいないのに白血球が脳組織を破壊してしまう脳炎です。ウイルス感染やワクチン接種、癌に伴う免疫反応により脳炎が引き起こされることもあります」。済生会病院:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/encephalitis/

いいですか? ここには「ワクチン接種により脳炎が発症する」と、明記してあります。これが少し前までの医療産業界の態度でした。…このKさんのケースも、実際はワクチン接種(それも同時接種)が原因だったかもしれません。ところが、その医薬産業界の態度は政治的圧力によって変わった。良心を失くした研究者や科学者は、補助金さえつければ、平気で政府におもねった「ウソ論文」を書くものです。海外では、人々がはしかワクチン(MMRワクチン)の危険性に気づいた人々がワクチンから距離を取り始めていることにも気づいていません。以下は2017年の記事です。

「米国では毎年、約 5,700 人の子供が麻疹、おたふく風邪、風疹 (MMR) ワクチンによって発作を起こしている。この数字は、MMR ワクチン接種と熱性けいれんとの関連性を測定するための、最も統計的に裏付けられた安全性研究の結果から得られたものだ。2004 年、 JAMA に発表された同研究では、ワクチンの安全性を調べるために世界的に信頼されているデンマーク国民の、ワクチン接種済みと未接種の 50 万人以上の子供を評価した。 その結果、MMR ワクチン投与後 2 週間以内に、小児 640 人に約 1 人が発作を起こしていたことが示された。 このリスクを、初回 MMR ワクチンを接種する米国の小児364 万人に適用すると3、年間約 5,700 件の MMR ワクチン発作が発生することになる」「これは麻疹(はしか)発作の5倍高く、MMR ワクチン発作のかなりが永久的な害となる可能性がある。たとえば、2007 年に American Journal of Epidemiology に発表された 154 万人を対象としたデンマークの研究は、熱性けいれんと、繰り返し発作を引き起こす慢性脳疾患であるてんかんとの関連性を調査し、熱性けいれんの5%がてんかんを引き起こす可能性があることがわかった。その結果、年間約 300 件の MMR ワクチン発作 (5,700 件のうち 5%) がてんかんを引き起こす可能性がある。熱性けいれんの既往のある小児の兄弟や自身に熱性けいれんの既往歴がある小児は、けいれん発作のリスクがそれぞれ 250 人に 1 人、50 人に 1 人に増加する。」Measles Mortality Rates: The Efficacy and Safety of Vaccines. Role of The Medical Establishment

 この情報を知ると、NHKの「子どもの頃、はしかワクチンを打たないと、短い一生を生命維持装置につながれて苦しまなければならない」「最も有効な予防法はワクチン接種」というのに怒りを持つのではないでしょうか。しかし日本のこの「恐怖のメッセージ」は、先進国共通です。

ところが、接種を受けていない子どもが増えています。東京都によると、都内では、はしかを予防するワクチンの2022年の接種率は2回目が92.0%と、前年より1.2ポイント下がりました。集団免疫を得る目安は95%ですが、それよりも低い水準です。・・・2000年4月2日以前に生まれた方については、2回の接種を受ける機会が無かった方もいます。・・・2回目接種についてかかりつけの医師に相談するよう、厚生労働省では呼びかけています。

 ・・・ほら、出た。「集団免疫」。これまた証明されたこともない医療詐欺のシナリオです。・・・それ以前に、いかなるワクチンも、有効性と安全性が証明されていないことを、私たちは知っておく必要があります。でも、情報がない人は、「集団免疫を高めるために、すべてのヒトはワクチンを接種しなければならない」と言われれば、嫌でもワクチンを受けるでしょう。そして、これは、かのビル・ゲイツ氏や、WEFのクラウス・シュワッブがもくろむ、「医療全体主義」の目的にピッタリ合うシナリオで、海外、特に英米では、このNHKの記事とまったく同じような、政府方針に沿ったCDC Issues Health Alert Amid Rising Measles Cases, Urges Vaccination 報道が大量に流れています。

 市民は、これらの報道の底にある全体構造に気づかないと。なお、今、ネットをにぎわせている「紅麴事件」も、それよりもはるかに大規模で悪質なコロナワクチン詐欺とその被害に目を向けさせない役割を果たしています。5人の死者、数十名の入院患者は紅麹を含むサプリを摂取したことが明らかになっている? じゃあ、コロナワクチンを接種したことが明らかな、数千人の死者、数万人の被害者について、メディアはなぜ報道しないのよ。議会でも騒ぎにならないのよ。2023.3.30

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/