12万ベクレル/㎡の汚染の中で運動する子どもたち

  1平方メートルあたり120,000ベクレルという、猛烈に汚染された土地でラジオ体操している子どもたち、そしてそれを見守る親たち・・・・・・狂ってる。海外メディアで知った画像に愕然とさせられました。http://www.youtube.com/watch?v=YAFVpFVhMtQ
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=SzMLBiEvOQE
ビデオ作成者のアドレスはこちら→
nekojob@gmail.com; 81-90-6176-3749; Yujiro Nekomanma
 ごく最近の(2012年10月)、郡山市桑野での映像です。地図を見ると、その近くには双葉町や富岡町の仮役場もあることがわかります。役所ごと避難してきた先が高濃度に汚染されており、そこでの生活がすでに一年九ヶ月も続いている・・・これでは福島県の子どもたちの4割近くに、甲状腺の「しこり」が見つかっても不思議はないでしょう。

【原発問題】 福島県内の子供36%にしこり 福島以外でも甲状腺検査へ

2012年8月27日
 
 
住民にはそれなりの言い分があるでしょうが、それはおいといて。
 この動画ではっきり言えるのは、福島の人々は国によって「最低限度の生活」も保障されない違法状態におかれているということ。それどころか、他ならぬ地方公共団体によって、日常的な傷害を受けているのです。「傷害」より、もっとぴったりする言葉は、住民に対する無差別大規模テロ。東電体制の救済のために、子どもたちまで犠牲にされているのです。
 福島県の人々が県内にしばりつけられているのは、政府+政治屋+東電+産業界の「体制維持」とその延命のためだということを、どれだけの人々が理解しているでしょうか。彼らは、「たいした事故ではない」ことをPRするためのコマーシャル要員にされているようなもの。
 これを打破するには、現地の自治体をさっさと解体すること。自治体が自らそう宣言し、最後の仕事として、行き場をなくし、移動を望む人々に、食住を世話してあげればいい。それによって、人々は、原発を引き受けるということは、コミュニティだけでなく、誘致した自治体も解体する必然性があることを知るでしょう。2012.10.9

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/