鉛214とビスマス214、ごみ焼却由来では?

 

ふーん、放射線量の上昇は、セシウムではなく、自然界に存在する鉛214とビスマス214が原因だったのか。で、その鉛214とビスマス214の由来は? これに関する答はみつかりませんが、私は「焼却炉」を疑っています。焼却排ガスの鉛はよくあること(水銀ほどではない)、それにビスマスは鉛の代替品として使われている物質らしいし。ともあれ、雪や雨の日は、濡れないように注意しといた方がよさそうです。2012.1.24
 上の文は、今日の記事の最後につけたのですが、ここだけなぜかアップされません。で、もひとつ記事を書くことにしました。今度はうまく出るかな…そういえば、この十日ほど、記事が出るのに何時間もかかりますね。これって普通? 
 焼却炉からは有害重金属類の鉛、カドミウム、ヒ素、水銀、そして非鉄金属の亜鉛、アルミニウムなどがトン単位で排出されています。もちろん、バグフィルターになぞひっかからずに。これは秘密でもなんでもないことですが、日本人は焼却炉は政府の「安全、クリーン」という神話を信じて、平気で焼却するためのごみを出し続けているのです。
 原発事故以来、市民も放射線量を測定するようになり、大気汚染への関心も高まって、今回のような「発見」になったのでしょう。セシウムも怖いけれど、重金属、SPM,ダイオキシン類を常時排出し続けている焼却炉もとても怖いのです。ガレキ受入れは、焼却炉の怖さに原発の怖さを足すようなもの。しかも、焼却灰は、もろ「死の灰」と化すわけだから、絶対受け入れられません。
 そうそう、子どもたちの「クリーンセンター見学」は、信じられない悪習慣です。まだやっている学校があれば、これを機に、すっぱりやめさせましょう。2012.1.24

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/