淡路島で風車倒壊

 風車問題で緊急事態が発生しています。四国は淡路島の風車が根元から倒壊。

 

風車が根元から台風で倒壊か 兵庫 淡路 

2018824 950https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180824/k10011591871000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001

 24日午前8時前、淡路島北部の淡路市にある北淡震災記念公園で、園内に設置された風車の支柱が根元から折れて倒れているのを出勤した職員が見つけました。公園を所有する淡路市によりますと、風車は風力発電用のもので、支柱の高さがおよそ40メートルあり、長さ20メートルの羽根が3枚取りつけられていました。職員が23日に帰宅した際には、風車に異常は見られなかったということで、市は、台風20号による強風で倒れたとみて調べています。

 

 写真はコピーできなくなっていますが、地元の方々、できればいろんな角度から写真を撮り、発信して下さい。

なお、この↓サイトではショッキングな映像をたくさんアップしています。ありがたい。

https://matomame.jp/user/marifx1800/5fadcd18eb06901aacd3

 写真をみると、土台から根こそぎ倒壊したおり、あるいは「設置のミス」とか「技術的ミス」で片づけられるかもしれません。

でも、風車とはもともと風を受ける機械です。年間通して風向とか風力が同じような地域なら(たとえばヨーロッパの北海沿岸ですね)、設置の言い訳もたちますが、「台風銀座」という言葉が普通に使われている日本では、台風に合わせた仕様にすると、とんでもない建設費と土木工事が伴うはず。その電力の寄与はいまだに国によって1%以下とも言われており、風車建設は負けが決まった賭けのようなものです。

 なのに、日本政府は今後洋上風力をプッシュする予定ですが、それに費やすエネルギーと税金はまったくの無駄金。シビアな気候以上に、「塩害」が避けられないからです。事業者は「その時」が来るまで「大丈夫」と言い続けるだけ。また、海洋生物に与える影響に関しては、たとえ明らかに漁獲が減っても、「因果関係は立証されない」と逃げ続けるだけでしょう。その間、TEPCOを含めた電力事業者は私服を肥やし続けるシステムのいったいどこが「反原発、脱原発」やら。それでも環境団体が再エネを支持するのは、なにごとも議論で終始するこの国の運動の弱点かもしれません。2018.8.24

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/