死者834人に、コロナワクチン異常事態

 コロナワクチン接種後の死亡報告は計834件になりました。

ワクチン接種後死亡の人 “接種と因果関係の事例なし”厚労省

新型コロナウイルスのワクチン接種後に副反応の疑いがあると報告された事例について、厚生労働省が最新の分析結果を公表しました。接種後に死亡した人は先月下旬の時点で、ファイザーのワクチンが100万人当たり19人、モデルナは100万人当たり2.2人で、接種と因果関係があると結論づけられた事例はなかったとしています。

 これは厚生労働省が、4日夜開いた専門家部会で報告しました。それによりますと、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けたあとに死亡が確認された人は、先月25日の時点で、

▽ファイザーが828人で、100万人当たり19人、

▽モデルナは6人で、100万人当たり2.2人でした

 因果関係があると結論づけられた事例はなかったということです。また、心臓の筋肉や膜に炎症が起きる「心筋炎」や「心膜炎」の疑いがあると報告された人は、先月25日の時点でファイザーのワクチンが43人、モデルナが3人で、いずれも100万人当たり1.1人の割合でした。厚生労働省は、「2種類のワクチンは接種している年齢が異なるため、単純な比較はできない」とした上で、いずれも接種体制に影響を与える重大な懸念は現時点で認められないとして、引き続き接種を進めていくことにしています。

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 ↓は厚労省のデータ。

〇ファイザー社ワクチン、武田/モデルナ社ワクチンについて副反応疑い報告がなされ、それぞれの頻度は0.03%(74,137,348回接種中19,202例)、0.03%(3,589,581回接種中903例)でした。

死亡例の報告について(資料1-3-11-3-21-5-1

○対象期間までに、ファイザー社ワクチンについて828例、武田/モデルナ社ワクチンについて6例の報告がありました。
現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例は認められませんでした。接種と疾患による死亡との因果関係が、今回までに統計的に認められた疾患はありませんでした。引き続き、個々の事例について専門家による評価を行うとともに、接種対象者の属性に留意しつつ、集積する事例に関する情報を収集し、評価を行っていくこととされました。
○現時点において、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされました。

アナフィラキシーについて(資料1-4-11-4-21-5-1

○対象期間までに、疑い報告としてファイザー社ワクチンについては製造販売業者から1,992件(100万回接種あたり27件)が報告され、うち360件(100万回接種あたり5件)が専門家によりアナフィラキシー(ブライトン分類1~3)と評価されました。武田/モデルナ社ワクチンについては医療機関から103件(100万回接種あたり28.7件)が報告され、うち8件(100万回接種あたり2.2件)が専門家によりアナフィラキシー(ブライトン分類1~3)と評価されました。

○現時点において、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされました。

心筋炎・心膜炎について(資料1-5-11-5-21-5-3

○対象期間までに、ファイザー社ワクチンについて46件(100万回接種あたり0.6件)、武田/モデルナ社ワクチンについて3件(100万回接種あたり0.8件)の報告がありました。

○心筋炎関連事象の報告頻度に大きな変化はなく、現時点において、ワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされましたが、引き続き報告状況を注視し、最新情報の周知及び注意喚起を行っていくこととされました。

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 死亡834件を含む副作用報告は20,105件、アナフィラキシーだけでも463件…ぞっとする数です。・・・これは過去60~70年間におきた、すべてのワクチン接種後の死亡数の合計をはるかに超えているはずです。これに報告されていない事例が山ほどあるのを考えると、コロナワクチン接種は行政による大量殺人としかいえません。

 しかもコロナワクチンの危険性については、心ある人々がネットで情報を発信し、ワクチン接種中止を求めて活動していますが、メディアは一切報道せず(逆に「反ワクチン派叩き」に夢中)。行政は知らん顔。自分たちが「手を汚している」ことにも気づかないふり。

 なぜか?

 彼らは「責任を負わなくていい」と考えているからです。そのための仕組みもたくさんある。

 たとえば、ワクチンと副作用の関係を審議する「 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」と「薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」は、なるべく「薬剤と副作用」の関係を否定しようとする御用団体。

 今回も、これまでと同じく、全件を「ワクチンとの因果関係なし」か「評価不能」とし、「引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められない」との結論を出しているのですね。それどころか、医療機関がワクチンと死亡が「関連有り」と報告した54件でさえ、すべて「関連なし」としています。

資料1-1-1 予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について)。

 でも、↑の資料を見ると、副作用とワクチンの「関連あり」の報告は60~80パーセントにのぼります(792ページのリストから、任意に100件ずつ抜き出し、「あり」をカウントしてjみた)。しかし、科学審議会はそういった事実さえ無視。

 しかし死亡事例の多くは解剖さえされておらず、審議会委員には死亡診断書を出す権限はないことを考えると、彼らが「ワクチンと死亡/副作用」の関係を断定すること自体が医師法違反だと思いますけどね。というか、行政が殺人罪なら、審議会は殺人罪補助か・・・だって、その「結論」をもって、行政は「ワクチンは問題ない」としているのだから。

ちなみに↓↓が 委員名簿

【副反応検討部会】<委員>

伊藤 澄信 独立行政法人国立病院機構本部総合研究センター長

倉根 一郎 国立感染症研究所名誉所員

多屋 馨子 国立感染症研究所感染症疫学センター予防接種総括研究官

永井 利三郎 桃山学院教育大学人間教育学部教授

長谷川 秀樹 国立感染症研究所インフルエンザ・呼吸器系ウイルス研究センター長

濱田 篤郎 東京医科大学病院渡航者医療センター特任教授

宮川 政昭 公益社団法人日本医師会常任理事

森尾 友宏 東京医科歯科大学発生発達病態学分野小児科教授(部会長)

山縣 然太朗 山梨大学大学院総合研究部医学域社会医学講座教授 



【安全対策調査会】<委員>

石井 伊都子 千葉大学医学部附属病院 薬剤部長

伊藤 清美 武蔵野大学薬学部薬物動態学研究室 教授

埼玉県立小児医療センター 病院長(調査会長)

柿崎 独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター 臨床研究部長

佐藤 国立医薬品食品衛生研究所薬理部第一室長

舟越 亮寛 亀田総合病院 薬剤管理部長

2021/8/7

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/