日本脳炎ワクチンでは2012年には3件の死亡事故が報道されていますが、いずれも、使われたのは、阪大微生物研の乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンジェービックVです。
日本脳炎ワクチンで死亡、「否定できない」
(2014年05月19日 22:25) http://news.cabrain.net/article/newsId/42762.html
日本脳炎ワクチンの予防接種を受けた後に死亡した女児について、専門家の調査会がワクチン接種と死亡との因果関係を「否定できない」としていたことが19日、分かった。厚生科学審議会の検討部会と薬事・食品衛生審議会の調査会の合同会合に報告されたもので、日本脳炎ワクチンの死亡報告は極めてまれなため、厚生労働省は詳細な調査を行う方針。このワクチンの副反応報告は昨年7月から8か月間、医療機関から71件の報告があったが、同省は「報告頻度は他のワクチンと比較して特段高いというわけではない」としている。【新井哉】
■病理解剖で急性散在性脳脊髄炎と判断
報告によると、死亡したのは10歳未満の女児で乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの1期1回目の単独摂取を受けた5日後、最高で39.5度の発熱等が見られ、座薬の投与でいったんは解熱したが、再度発熱。同日夜に医療機関を受診し、「全身状態良好」と判断されて帰宅。6日後に呼吸をせずに動かなくなっていることに家族が気づき、医療機関で心肺蘇生などの措置を受けたが死亡したという。
死亡時画像診断では、出血性変化や頭蓋骨骨折は認められず、病理解剖の結果、死因は急性散在性脳脊髄炎(ADEM)とされた。女児を担当した医師の1人は、ワクチン接種と死因について「関連あり」と判断。専門家の1人も、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンによるADEMの発症を「既知の事実」とし、ワクチンと副反応の因果関係は「少なくとも否定できない」とした。別の専門家も「ワクチン接種と死亡との因果関係は否定できない」としながらも、「現在の情報からADEMと診断するのは、慎重にすべきだと思う」と説明。詳細な神経病理学的な検索をすることが、今回の死因を探る上で最も重要との見解を示している。
厚労省によると、昨年7月1日から今年2月28日までに延べ約260万人が(日本脳炎ワクチンを)接種。このうち医療機関からの副反応報告数は71件あり、副反応の報告頻度は0.003%としている。
■13価小児用肺炎球菌ワクチンの副反応報告も
この日、合同で開催された「構成科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」と、「薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」には、昨年10月に7価小児用肺炎球菌ワクチンから切り替わった13価小児用肺炎球菌ワクチンの副反応報告もあった。13価ワクチンについては、製造販売業者から17例、医療機関からは33例の副反応報告があった。医療機関の33例のうち重篤は17例だった。接種が始まった昨年10月28日から今年2月末までの接種可能人数は延べ175万人で、医療機関からの副反応報告頻度は0.002%だった。死亡が3例あったが、ワクチンと死亡との因果関係は「判断できない」や「評価できない」とされた。
記事にあるとおり(赤字部分)、このワクチンでADEMが起きることは知られており、処方が変わったと報道されていたんですけどね。2012年7月、ワクチン接種後7日目に死亡したケースでは、死亡との因果関係は「不明」とされています(「否定できない」とする医師もいました)。2012年10月のケースでは、女児はワクチン接種後わずか5分後に心肺停止。救急病院に搬送されましたが、一度も蘇生しないまま死亡が確認されています。この場合もワクチンとの因果関係は不明。
驚いたのは、まだ十歳のこの女児は、広汎性発達障害と診断され、3種もの薬剤が処方されていたことです。しかも併用が禁忌とされていた、ピモジド製剤とSSRIが処方されていた~~。http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ndoo-att/2r9852000002ndq5.pdf
薬害+ワクチンショックか・・・医師は添付文書を読まなくても、その内容通り処方しなくても、別に罪には問われません。また、低い「報告頻度」のウラには、膨大な潜在的被害が潜んでいるもの。だって、おそらく日本人の9割が、まだワクチンを信じていると思えるからです。2014.5.21