日本でもVAXXEDが公開されます

 日本の医薬産業界がずっと避けたがっていた、ワクチンに関するドキュメンタリー「VAXXED」が、いよいよ日本でも公開されるようです。以下、映画関係サイトからの紹介。詳しくは↓https://www.anemo.co.jp/movienews/newmovie/vaxxed-20181005/

MMRワクチン告発米国政府機関によるMMRワクチン研究の不正に迫るドキュメンタリー映画『MMRワクチン告発』(原題:Vaxxed)が11月17日(土)より全国順次公開となる。

トライベッカ映画祭2016でオフィシャルセレクション作品に選ばれていたにも関わらず、映画祭スポンサーからの圧力により上映が突然取り下げられた本作。この出来事は世界中で取り上げられ、ニュースとなった。2週間後の2016413日、本映画祭創設者の一人、ロバート・デ・ニーロはTV番組「NBC Today Show」に出演し、上映差し止めについて以下のように述べた。「この映画は皆が観るべき作品です。反対の声が上がりましたが、米国疾病対策センター(CDC)や製薬会社が何をしているのか、これまで知らされてこなかった多くの情報が得られます。自閉症の子供を持つ親として、関心があります。真実を知りたいんです。私は反ワクチン主義者ではありません。安全なワクチンが欲しいだけです。この映画を排除するべきではありません。医学者達は観てから判断すればいいんです。しかし、誰も観て知ろうとはしません。排除しようとするのです。」トライベッカ映画祭による上映差し止め、その後のマスコミ、劇場、スポンサー企業等からの批判や他の映画祭からも上映を取り下げられるなどの反動があったにも関わらず、配給会社Cinema Libre Studioはトライベッカ映画祭での上映取り下げ後、わずか4日半で劇場公開を準備し、201641日にニューヨークのアンジェリカ・フィルム・センターでの公開を実現。そして北米での劇場公開は49州に及び興行成績は約120万ドル(約1.3億円)を記録する大ヒットとなった。

 この映画ほど、ワクチンは科学でも医学でもなく、政治とカネであることを示すものはありません。なお、この作品は新作ではなく、2016年初めの公開され、世界中でVAXXED現象ともいうべき反響を引き起こしました。その波はまだ収まっていませんが、日本での公開がこれほど遅れた理由は、このドキュメンタリーのテーマが「ワクチンと自閉症」だからです。

 日本では自閉症は「遺伝病」であり、その原因に「環境」を持ち込むことはタブーです。現在、子どもたちを取り巻く環境は日々悪化しており、自閉症の原因もワクチンの他、農薬や化学物質、電磁波(特にWifi、子どもの携帯はNGですよ~)などがあげられています。中でも直接、体内注入されるワクチンの危険性は群を抜いていますが、日本では、ワクチンを疑うと学者は研究生命を絶たれるし、患者(家族)は支援を受けられなくなる可能性があり、その結果、加害者・被害者ともおとなしく沈黙を守っている状況。それ以前に、ワクチンに対してあまりにも無知、そして「ワクチンが効く」と信じて疑わない人々が多すぎるのが問題でしょう。この映画は、そんな無邪気な信頼を打ち砕く「現実」を突き付けていて秀逸です。でも「VAXXED、隠蔽から壊滅へ」の原題が示すように、決してやさしくはないので、前もって本ブログの関連記事を読んでおくことをお勧めします。2018.1013

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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