政府、三種類のワクチン助成を決定(おかしい)

   とうとう、国がワクチンメーカーを後押しを決定したようです。話が表面化してから、公費助成にいたるまでの期間が異常に短い。なぜ? もちろん、メーカーはとっくにワクチンをストックしてまちかまえているわけだから、これは完全な医療ビジネスです。

   子宮頸がんワクチン無料に…補正予算で計上へ

       読売新聞 109()33分配信

 政府は8日、若い女性が発症する子宮頸がんや乳幼児の細菌性髄膜炎などを予防できる3種類のワクチンについて、希望者が原則無料で接種できるよう公費補助を行う方針を固めた。年内にも無料接種を開始する考えで、2010年度補正予算案に関連経費を盛り込む。費用は約2000億円と見込まれ、国と地方で折半する方向で調整する。無料とするのは、子宮頸がん、インフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)、小児用肺炎球菌の各ワクチン。子宮頸がんは20~30歳代に患者が多く、推定で年間約2500人が死亡している。11~14歳でワクチンを接種すれば感染を7割減らせるとされるが、費用が5万円程度と高い。助成を求める要望が強く、地方自治体によっては独自に助成制度を設けているところもある。

 驚いたことに、Hibワクチン(サノフィ・パスツールのアクトヒブ)も同時に助成対象になっていました。これは赤ちゃん用で、生後すぐから、何回も打たなければなりません…しかも、小児科医の多くはこれを歓迎し、とにかかく「安全性」が強調されています。
 
  Hibワクチン接種が可能になったとき、生後2ヵ月から7ヶ月未満
  の年齢のお子さま

 DPTは3ヶ月からなので、3ヶ月過ぎたら、なるべく早期にDPT+Hibを開始したほうが良いでしょう。Hib髄膜炎発症のピークは生後9ヶ月なので、生後6ヵ月ごろまでに3回接種を完了させておくことが大切と思われます。BCGと競合するため(BCGも6ヶ月までが標準的な接種年齢)DPT+HibとBCGの接種の順番はかかりつけの先生と相談されると良いでしょう。ポリオは後回しで構いません…。
   http://www7a.biglobe.ne.jp/~SuzunokiCC/hib.html

 親の弱みをついた「お子さまビジネス」に怒りを感じますが、結局、受けるも受けないも親が決めること。欧米では、豚フル騒動がWHOを囲い込んだメーカーのワクチン・ビジネスだったと疑われているし、ワクチンの危険性も言われているのに、日本人はこれに乗ってしまうんだろうなあ…
 でも、探したら、子宮頸がんに関しては、反対派のサイトがありました。
http://hanausagi.iza.ne.jp/blog/entry/1719897/
非常に保守的な方のようですが、この件に関する分析には基本的に賛成です。
http://kokutaigoji.com/teigen/pdf/220723HPV_vaccine_PDF.pdf
 とにかく、「踊らされないで、お母さん」と言いたい。2010.10.10

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/