前記事の続き。御前崎産廃のことを検索していたら、「環境と子供の未来を守る女性の会」というサイトにぶつかりました。そこに書いてあることは、「大栄環境」の産廃事業に直面している人々には、いい参考になるはずです。
以下、記事の一部。多少編集あり。強調山本。
原文は⇒https://ameblo.jp/kotono27/entry-12423630776.html
御前崎市と産業廃棄物焼却場 – ミーティングが新聞に載りました。
2018-12-04 17:38:28 テーマ:巨大産業廃棄物焼却場
平成30年12月2日(日曜日)に環境を守るネットワークのミーティングに行って来ました。
その時の記事が静岡新聞に載りました。こんな風に取り上げてもらえてうれしいです。
ミーティングでは、三重の伊賀市で操業中の産業廃棄物処理場に自費でバス見学に行った人たちがその時の様子をシェアしてくれました。
30年前に1号基から始まって、どんどん拡大し、現在は8号基を建設予定という話でした。また24時間稼働なので、夜燃やすことが多く、窓を締め切ってても臭くて眠れない、という地元住民の話も聞けたということでした。
私的には、「やっぱり…」という感じです。
御前崎市に産業廃棄物焼却場が建設されたら、こういう事が心配です。
臭いだけならまだマシというか、有害物質を吸い続ける事で、赤ちゃんや子供の体にどんな影響がでるのか、科学的研究がされているわけではないので、超心配です。ミーティングで出た意見の中には、「大切な場所で、わざわざ他のとこで出た産廃ゴミをやろうなんて、地元の人なら考えない」というのもありました。…
★なんと、30年かけて事業地をどんどん拡大していったのに、行政も住民もそれをとめるすべがなかったのですね。産廃焼却炉(処分場も同様)が8基も稼働しているとしたら、現地は工業地帯と同じような汚染に見舞われているはず。「臭い」は、臭いだけではなく、「臭い物質=多くの場合、有害物質」が発生していることを示しています。でも、事業者は、アセスを逃れるため、当初計画を小さくして許可を得、その後に、事業を順次拡大するものですが、これがうまくゆくのは、県も共謀していることが多いから。なので、最初の計画で、隣接地に広大な土地――特に民間所有地――ある地域は注意です。
さて、御前崎ではこの産廃施設の「推進協議会」なるものができていますが、これは決して市民が自ら作ったものではなく、業者の創作団体です。そこにメンバーとして記された人々も決して同意したわけではありません。
御前崎リサイクルエネルギープラザ推進協議会に名前が無断で使われた人たちは、見学に行って名前を書いてと言われて書いたら、推進協議会に名前が載っていたという話でした。でもA議員が怖くて、泣き寝入りする選択肢を迫られている人がほとんどだそうです。新聞記事にもあるように、三重の産廃施設は、御前崎リサイクルエネルギープラザ推進協議会を通さないと見学が出来なくなりました。無断で人の名前を使うような団体が、御前崎市を牛耳っているというこの状態に断固「No!」と言わなければ、と思います。
記名させて、それを別の意図に用いたとしたら、これは立派な詐欺です。
公害企業側は予定地住民の情報を実によく調べているものなので(その情報の多くあるいはかなりの部分は行政から得ることもあるはず)、勝手に名前を使っても、抗議するような市民はいないと確信しているのでしょう・・・これぞ「確信犯」の典型ですが、住民がこれに沈黙している限り、企業の横暴は続きます。
三重県でも、表面上、市民によって構成された「協議会」が、大栄のビジネスの窓口になっているわけですが、このようなシステムがいかに地域を分断・破壊し、自然環境や生活環境を悪化させるかは、現地の人々はよくわかっていることでしょう。でも、「おそろしくて声をあげられない」。三重県のこのような実態は、がれき問題の取材で知りましたが、それから状況はさらに悪化しているだろうし、ほうっておくと、国策がおしつけられかねないので、さらに悪化することでしょう。
赤穂市でも大栄は同じような事業展開をしているから、住民はスジを抑え、きちんと調査する必要があります。
2019.8.5