反モンサント(GMO)・マーチ

  「反モンサント・マーチ」の動画が次々に入っています。マーチは6大陸50カ国で行われ、独立系メディアが追っていますが、大手マスコミは無視。下はその動画を集めたサイトですが、シカゴやニューヨークなどの都会でも、数千人規模の参加者を集めて大いに盛り上がった模様。動画はみな短めなので、ぜひ見て。英語が聞き取れなくても、十分、感じはつかめるでしょう。お勧めは3本目。子どもたちが「私たちは実験台じゃない」「デス・プロフィット(死の利権)」なんてプラカードを掲げてデモしているのに胸を打たれます。そういう時代になってしまっているのですね。抵抗しないと、状況はさらに悪くなる。
http://realnewsworldwide.com/2013/05/27/us-takes-to-streets-to-march-against-monsanto-gmo-future/
 

 私は現在、モノの流れの最終段階ー廃棄物ーをターゲットにに行動していますが、本来、「食」や「農」を含むあらゆる製品に対し、生産段階で「規制」しない限り問題は解決しません。モンサントは、米ではいわゆる「モンサント保護法」を作らせて規制から逃れることに成功し、EUでもラベルの義務化を回避しようとするなど、その企業行動は悪意に満ちており、ほとんど日本のTEPCOです(つぶすしかないと言う意味)。

 今だって、GMO製品はほとんどノーチェックで(おエライさんの形式的な審査のみ)入り込んで来ているから、この先、TPPに参加しようものなら、日本人全体がGMOの大規模実験台になる運命からは逃れられないでしょう。「食糧供給を制するものは人民を制する」(キッシンジャー)のだから、「食」は、自由の確保のためにも重要な問題なのです。放射能汚染に危機感を持つ方々、どうぞこの問題にも注意を向けてね。2013.5.29

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/