うっかり英語資料をそのままアップしてしまいましたが、今日はHibワクチン:記者発表で本当のことを伝えているのか?」という、タイムズオブインディアの記事をベースに、Hibワクチンの真実をご紹介。記事は、今年の4月15日のものです。原文は↓。英文は一応削除します。
今年四月、インド政府がHibワクチンを導入しようとした時、「本当に効くのか?」「途上国に導入しても大丈夫か」という議論が起きました。推進側の国際機関――USAID、ジョンホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生院、Hibイニシアティブ、GAVIアライアンスなど――は合同記者発表を行っています。
共同会見では、2007年に行われたバングラディシュの研究を取り上げ、「Hib結合ワクチンの幼児への定期接種で、危険な肺炎を3分の1以上、Hib髄膜炎を約90%減少させることができた」。また、「このワクチン研究は、インドネシアの実際の肺炎患者のエビデンスを元にしたものだ」などと述べ、Hibワクチンの有効性をアピールしたのです。
ところが、これに強く反発したのが、ヤコブ・ピュリエル医師らインドの小児科医たち。彼らは医療専門誌で、推進側は「研究結果のうち、都合のいいところだけを抜き出している」と批判しました。バングラディシュの研究は、肺炎や髄膜炎が確認された子どものワクチン接種の状況と、健康な子(対照群)を比較したものですが、その主たる結論は「差がない」ということだったのです。推進側は(もちろん)このことを伝えていません。
さらに同研究では、全三回のワクチン接種を受けても「肺炎や髄膜炎に対し、統計的に優位な予防効果が見られない」者が発見されました。ところが、同じ研究で、「二回の接種で有意な予防効果があった」ことも報告されているのです。
「推進側は、この後者の例を強調してワクチンが有益だとしているが、三回接種では差はなかったということについて言及していない」
推進側の意図的な誤報はまだありました。この研究のベースとなったインドネシアの研究では、実際には、対照群より、ワクチンを接種した方に多くの肺炎が発生したのです。事実、インドネシアの研究報告書は、「呼吸器疾患を減らす上で、Hibワクチンは、栄養状況の改善や母親教育ほどの重要性はもたないだろう」と結論づけていました。
「インド政府は、バングラディシュの研究は大成功だったから、これ以上、インド人を対象に有効性の試験をするのは非倫理的だ、という国際機関の圧力によって、予定していた国内のHibワクチンテストを中止したのです。事実をゆがめて伝えないでほしい」とは医師の言葉。
これに対し、USAIDのスポークスマンは、「USAIDは、Hibを含むワクチンおよび予防接種を通じた健康の増進と、死亡率低下を強く支持する。予防接種プログラムへの抗原導入は、世界で相当の健康影響をもたらしてきており、各国はそのワクチン導入にあたって、きちんとしたデータを下に決定を下すよう、強く求める」
・・・何を言ってんでしょうねまったく。記事は、「ワクチン供給が増えるにつれ、価格は下がっているので、途上国ではHibワクチンが簡単に入るようになるだろう。でも、その他の国際機関は、メールへの疑問に答えなかった」と結ばれています。
商売人にとっては、ウソも方便。効かなくても、子どもが死んでもいいんですよ。売れさえすれば。この記事から見えてくるものは、そんなこわ~いワクチン・マフィアの暗躍です。
結論:Hibワクチンはやはり危ない。打たないことをお勧めします。2010.10.13