デ・ニーロは人口削減組織と関係していた

 前記事の続き。「VAXXED」上映中止は、日本ではこの↓ニュースで「けり」をつけたいようですが、問題はそんな単純じゃないもんね。
ロバート・デ・ニーロ、息子の自閉症を公表
2016-03-29 http://www.mtvjapan.com/news/cinema/26790
 俳優のロバート・デ・ニーロが、息子のエリオットさん(18)が自閉症であることを公表した。People.comによると、デ・ニーロが主催するトライベッカ映画祭にて、ワクチンと自閉症の関連性を描いたドキュメンタリー映画「Vaxxed」が上映されることが決定し、論争が巻き起こっていた。
 「グレースと僕には自閉症の子どもがおり、自閉症の原因にまつわる全ての問題はオープンに議論され、検証されるべきだと信じています」とデ・ニーロは文書を通じて明かした。
 「トライベッカ映画祭が創設されてからの15年間、僕は1度として作品の上映を依頼したり、編成に関与したりしたことはありません。しかしながら、この問題は僕と家族にとって非常に私的なもので、僕も議論に関わりたいと思い、「Vaxxed」を上映することにしました」
 だが、デ・ニーロはその後、映画祭関係者や専門家の意見を聞いて、「Vaxxed」が「自分が願っていたような議論に貢献することはない」と判断し、上映を取り止めたことを発表している。
デ・ニーロと妻で女優のグレース・ハイタワーの間には、エリオットさんの他にヘレン・グレースちゃんという4歳の娘がいる。デ・ニーロには前妻や元恋人との間に、他にも4人の子どもがいる。
 この記事は、おそらくLATimes他の記事を参考にしたものでしょうが、ちょっと変えてある。赤字「専門家」は、原文では scientific community、医学団体という意味です。当然、自閉症との関連が取りざたされているMMRワクチンメーカー、メルク社(HPVワクチン/ガーダシルの製造企業でもある)の圧力が疑われているのですが、デ・ニーロはそのクレーマーの名前を発表していません。VAXXEDのサイトにはこう書かれています。
 「…映画祭に関係する組織の人間たちが、映画のどこが悪いとの指摘もなくクレームをつけてきたが、私たちは反駁や見直しの余地も与えられず、適正な手続きも拒否された
 「私たちが目撃しているのは、言論の自由と「真実」が、企業(利益)の権力によって検閲されているという、もうひとつ事例だ。
 「トライベッカは、VAXXEDの「真実」を知りたいという世界のアクセスを拒否しようとしているが、それは失敗するだろう」

 全米のメディアは、この問題が明らかになると、一斉にVAXXEDを責め(まだ公開もされていないのに)、監督のウェークフィールド氏を責め、これを上映しようとしていたデ・ニーロを責めてトライベッカ映画祭の理事を辞任するよう圧力をかけているようです。
 グローバルNWOの時代なので、メディアが企業擁護に回り、「事実」を隠蔽(カバーアップ)するのは避けがたいことですが、これがかえって、「検閲劇」の裏の驚くべき事実を明るみに出すことになっています。
トライベッカとスローン財団
 実はトライベッカ映画祭の設立にはスローン財団が深く関与していたのです。スローン財団、日本語Wikiには善意にあふれた慈善団体という表の顔が書かれています。
 

 ア ルフレッド・P・スローン財団はアメリカニューヨークに事務所を持つ慈善事業を行う非営利組織。1934年、ゼネラル・モーターズの社長兼CEOだったア ルフレッド・P・スローンによって設立された。財団の主な活動内容は公益性の高い様々な種類の活動・プロジェクトに対して、資金援助を行っていくこと。 ウィキペディア

 しかし、初代スローンは、ナチの協力者にして人種差別主義者、優秀な人種だけを残すべきと主張する優生主義者だったのです。しかも、ワクチンメーカー、メルク社と金銭的なつながりもあった(やっぱり!)。あるサイトには、すさまじいことが書いてありました。
 「・・・スローンはナチの協力者であり、ヒトラーの熱心な賛美者だった。彼の黒人に対する憎しみは、ユダヤ人に対するのと同じように強かった。また、優生学の運動と密接にかかわっており、それが最終的にはヒトゲノムプロジェクトに結実している。スローン財団はロックフェラー財団とともに、WHOとともになぞの新ワクチンを導入するなど、長期にわたって人口削減に関して利益を得てきた。WHOもアジェンダ21に書かれた人口削減方針を明確に打ち出している。
 この怪しげな企業体は、フィリピン、ニカラグア、メキシコで、比較的まれな病気である破傷風のワクチンを大量に接種しまくった。WHOが推進したこの破傷風ワクチンには、hCGが含まれていることが発見された。hCGは、破傷風毒素と結合し、ヒト絨毛性ゴナドトロピンに対する抗体の生成を刺激するため、女性は妊娠を持続できなくなり、i意図しない流産を引き起こすことがある。ヘルスケアの名の下で、人口コントロールが行われているのだ」
 「スローン財団はメルク社の株のうち、24,000~53,000株を所有している。同社の社長ジョージ・メルクはアメリカ生物兵器産業の指導者であり、同社のC型肝炎ワクチンとポリオワクチンからエイズが伝染したのではないかと疑われている・・・

 http://anngwyn.wisrville.org/2014/09/30/contagion/
 上の記事で、アジア、南米への「不妊ワクチン」は大きな問題になり(日本には伝わっていません)、たしか訴訟にもなっているはず。人口削減はNWO派の狙いのひとつですが、「陰謀論」という言葉も、こういう事実を隠すために使われているのです。
 さらにゾクっとするのは、現在のスローン財団の理事長であるポール・ジョスコーは、悪名高いグローバリストの集まりであるCFR(外交問題評議会、名誉会長:デビッド・ロックフェラー)の中心人物の一人であるということ。もちろん、メルクもGSK社もCFRのメンバーです。(なお、三井、三菱重工、伊藤忠、などいくつかの日本企業もメンバーです。しかも、政府系金融機関であるJBICも・・・何、これ?)。
 従って、彼らが演出した「トライベッカ映画祭」そのものが、なんらかの戦略目的をもって設立されたとしか思えません。デ・ニーロがどうしてそこに名を連ねたのか知りませんが、あるいは、ハリウッド・セレブの間に広がる「陰謀論」に対して、「見せしめ」の役割を果たしたような気もします。すべてを奪われたウェークフィールド氏、すべてを捨てたトンプソン氏と違って、失いたくないものが多い彼は狙いやすかったはず。2016.3.31
 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/