もっともっとワクチン、「松戸まつり」でPR

 昨3日、こんな↓イベントがありましたが、私は数日不在でネット接続できず、事前にお知らせできませんでした(残念)。言いたいことは、医薬産業界が、医師会に音頭を撮らせて、ワクチンをさらに増やすべく売り込んでいる、ということです。(赤字山本)

千葉県松戸市の「松戸まつり」にて
『こどもも おとなもワクチンで感染症から守ろう』市民公開講座が開催されます。

 千葉県の松戸市医師会より彩の国予防接種推進協議会のホームページにて、お知らせの掲載依頼があり、ここに「松戸まつり『こどもも おとなもワクチンで感染症から守ろう』市民公開講座」のご案内をさせて頂きます。可能な方は是非ご参加下さい。

ご挨拶 一般社団法人 松戸市医師会 
会長 和座 一弘
 近年、国内では多くのワクチンが接種できるようになり、多くのVPD(ワクチンで防げる病気)から子どもたちはもちろんの事、高齢者まで守る環境が整いつつあります。ところが、任意接種のワクチンは費用が比較的高価であり、その必要性を認識しつつ、その費用と接種回数を負担と感じる市民の声も少なくありません。
 これに対し、松戸市では、平成27年度より子育て支援の一環として、乳幼児を対象にB型肝炎とおたふくかぜの予防接種費用の一部助成事業を実施しておりま
す。そこで、松戸医師会では、助成事業の開始を見守るだけでなく、より多くの市民の方々にワクチンに対する正しい理解を頂き、助成事業の接種率向上に向け
て、ワクチンに対する疑問、不安等を解消するための情報提供の機会が必要と感じました。
 そこで10月3日(土) に松戸まつり『こどもも おとなもワクチンで感染症から守ろう』市民公開講座を開催させていただくこととなりました。こどもを持つ保護者から健康寿命の延伸のためにワクチンへの理解が必要な高齢者まで多くの方々にご参加いただき、ワクチンで感染症を防ぐことの大切さを知るきっかけになりますことを期待しております。ご案内や参加ご希望の方は下記のサイトをご覧ください。
松戸まつり市民公開講座 『こどもも おとなもワクチンで感染症から守ろう』

【URL】  http://vaccinematsudo.web.fc2.com/
【開催日時】
2015年10月3日(土) 13:30~16:30(開場13:00) 
【会場】
  聖徳大学10号館 14階(松戸駅東口徒歩1分)松戸市松戸1169
【参加費】
 無料  【参加人数】 先着200名
【参加申込】
松戸市医師会事務局 電話もしくはFAX、E-mail またはWEBから
【応募締切】
定員になり次第締め切ります。*応募多数の場合は抽選。
【聴講券】 参加申し込みの方へFAXもしくはお葉書で聴講券を事務局からお送りします。
問い合わせ先】 松戸市医師会事務局 電話047(368)2255
  E-mail mtdisikai@chiba.med.or.

 松戸市医師会がなぜ埼玉県の彩の国 予防接種推進協議会へ掲載依頼したのか? 上の主催者側のサイトには松戸市に後援「申請中」とありますが、松戸市のサイトにはこのお知らせは掲載されていません。時あたかも日歯連献金事件が表面化、しかもこのイベントのスポンサーには製薬企業が名前を出しているところから、慎重になったのかも。この催しの共済者と後援者のリストをみると、ワクチンをとりまく巨大な社会構造がうかがえます。ほんと、オールジャパン。

 【共催】松戸市医師会、松戸市小児科医会、松戸市産婦人科医会、武田薬品工業㈱、アステラス製薬㈱、田辺三菱製薬㈱、ファイザー㈱、ジャパンワクチン㈱、MSD㈱
 【後援(申請中)】松戸市、松戸市教育委員会、松戸市薬剤師会、松戸市歯科医師会、予防接種推進する会・ちば、NPO法人日本小児肝臓研究所、一般遮断法人Plus Action For Children、千葉県小児科医会、他市区郡医師会、彩の国予防接種推進協議会

 そして、後援の中身をみると、医薬産業界のコンタンがさらによくわかります。
【講演
1】「なぜB型肝炎ワクチンが定期接種化されるのか」
   済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科顧問 

   NPO
法人日本小児肝臓研究所 理事長 藤澤知雄
先生

【講演
2】「子どもから大人まで、ワクチンによる感染症予防
  ~インフルエンザ・肺炎球菌・水痘・おたふく・ロタ感染症について~」

   医療法人社団嗣業の会 外房こどもクリニック

   千葉大学医学部臨床教授
黒木春郎 先生

【講演
3】「子育てをするなかでの、予防接種の大切さ(仮)」
  一般社団法人
Plus
Action for Children
代表理事 高畑紀一

 子宮頸がんワクチン、A型肝炎ワクチン、小児肺炎球菌ワクチンが加えられたばかり。それぞれに重篤な副作用や死亡まで出しているというのに、メーカー側は早くも「次」を売り込んでいるんですね。特に力を入れているのが、B型肝炎ワクチン、おたふくかぜワクチン、水ぼうそうワクチンのようです。また、対象も子どもだけではなく大人にも広げようというのは、当然、少子高齢化社会を反映しているわけ。
 医薬業界は、特に「おたふく風邪ワクチン」に注目しているのはまちがいないでしょう。おたふくワクチン(M)は、はしか(M)・風疹(R)との「MMRワクチン」として、1989年に導入されましたが、それによって無菌性髄膜炎患者が1754人を出す深刻なワクチン禍を招きました。研究者によれば、その副反応発生率は217人に一人。その結果、「健康被害救済制度による被害認定は史上最大規模の1041人に及び、難聴、小脳失調症、急性脳症、てんかん、知的障害などの重篤例も含まれる。死亡認定は3人(他に認定されなかった死亡3人)」という状況に至ります。(www.yakugai.gr.jp/bulletin/rep.php?id=392)

 厚労省は汚染ワクチンを回収するどころか、その後数年間も使い続けていたという悪魔のような行動に走ったわけですが(薬害エイズ事件、HPVワクチン事件によく似ています)、被害者は事件を裁判に訴え、勝訴しています。1994年以後、日本ではMMRワクチンからひとつMが消え、MRワクチンになったのです。一般市民は知らなくても、ワクチンを摂取する側の医師、しかもある程度高齢の医師は、この事件を知らないはずはないのに、みな健忘症になっているのか、それとも放射脳か。これ以上、ワクチンを増やすことには絶対反対です。まずは、HPVワクチンの被害を正視し、きちんと保障せんかい。そうそう、原発だって、事故対応ができないことがあきらかになった以上、再稼働・新設・輸出はすべて中止せんかい。2015.10.4

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/