鮫川村民、立ち上がる!

  鮫川村で動きが! 国も県も、村長も「村人を守ってくれない」のに気づいた住民たちが、反対の声を上げ始めたのです。今日、ユーチューブにもこんな動画が流れていました。 

鮫川村焼却施設爆発事故 地元住民、国に施設の撤去求める(福島13/09/25) http://www.youtube.com/watch?v=Q1e1AaUPLUs&feature=share&list=PLM2X_BBz80yh843abrbBLWukGWClj6dHk
 
放射性物質を含むわらを燃やす、福島・鮫川村の焼却施設が爆発事故を起こした問題で、­地元住民が、国に施設の撤去を求めた。この事故は、8月、焼却灰を運ぶコンベヤーの金属製の覆いなどが、爆発音をともなって­壊れたもので、施設は今も、運転を停止している。
鮫川村の大樂勝弘村長に施設の撤去を申し入れたのは、地元の住民グループ・・・

 これに対し、大楽村長(ダイラクと読む。オキラクではなかった・・・)は、「安心できる焼却炉であることを実証しながら、この事業に取り組んで行きたい」と、びっくりするようなコメント。施設の危険性が実証されてしまったというのに、その現実を否定しているわけで、これは自治体の長として失格もいいところ。

 さらに「住民の理解を得ながら、600トンの稲わらなどを焼却する事業は続ける」そうですが、その汚染稲わらの来歴がまったくわからないのにも注意が必要です。この事業に反対する「ママの会」を通じて、汚染稲わら600トンのインベントリー(どこに、どれだけあるかという調査票)を公開請求しているのに、いまだに返事がないのだから。これじゃあ、何が燃やされるかわかったもんじゃないからね。
村長にまだ理性が残っていれば、やるべきことは一つ。塙に続いて、脱・環境省を宣言することです。環境省は今や、自他共に認める「環境汚染省」なのだから。2013.9.26

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/