鎌倉市長選、ごみが焦点?

 市長選かあ・・・なぜか、自分の住む町ではごみ問題でお声がかかることはほとんどないので(政治風土のせい)、焼却炉が焦点になっているとはちっとも知らなかった。

鎌倉市長選:政策アンケート(上)違い際立つごみ処理

 新人・岩田薫氏60と現職・松尾崇氏40=いずれも無所属=の2人が立候補した鎌倉市長選は、27日の投開票まで残り4日。神奈川新聞社が行ったアンケートや政策集などを基に、市政の課題六つに対する両者の主張を3回に分けて紹介する。初回は、市民生活に近いテーマについてまとめた。両者の違いが最も際立つのが、ごみ処理方法だ。市内に二つある焼却施設のうち一つの停止が1年半後に迫り、燃やせなくなる分のごみをどうするかが喫緊の課題となっている。 岩田氏は、焼却施設の停止によってあふれるごみは他市に燃やしてもらい、その間に新たな施設を建設すべきとの案を主張する。一方の松尾氏は、事業系ごみの手数料改定や家庭系ごみの戸別収集・有料化、生ごみ処理機の普及により総量を減らすとしている。
  【ごみ処理】
◇岩田薫氏 家計負担を強いる有料化はやめ、景観上も醜い戸別収集もやめるべきです。クリーンステーションは維持し、今泉の閉鎖で出たごみは炉に余裕のある他市に燃やしてもらいます。その間早急に新しい焼却炉を造ります。
◇松尾崇氏 安定した処理体制を確保するためには、新たな焼却施設の整備を急ぐとともに、ごみ発生の基本的な抑制策として、事業系ごみ手数料の改正、また家庭ごみの戸別収集・有料化、生ごみ処理機のさらなる普及に努めます。

  松尾市政の下で、ものすごく進んだのが斜面開発など環境破壊。どうしてこんなところまで?と思うくらいに斜面緑地がどんどん削られ、積み木細工のような家屋にとって代わられてしまった。こいつは開発行政の手先か、と思っている人も多いのでは。子宮頸がんワクチン導入も気に入らないし。
 一方の岩田氏は、何?「・・・その間に新しい焼却炉を」だって? そんなもん、どこに作るのよ! 鎌倉にはもうそういう余地もないことがわからないの?おそらくごみ行政には不案内なんだろうなあ。ほんと、地方の人材不足ははなはだしい。2013.10.24 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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