不正選挙、逃げ出した裁判官

  こちらのブログではあまり政治ネタは扱わないことにしていますが、情報が入ったので・・・昨年の「自民党大勝」について、「不正選挙だ」と訴えている人々がいるのはご存知かもしれません。ムサシだとか色々話題にもなりましたっけ。この訴訟、すでに東京高裁で審理されていましたが、しょうもない裁判官は、原告らの「証拠」採用をめぐって逃げの一手。ついに、↓のような状況になった模様。動画をごらんあれ。

東京高裁の不正選挙訴訟 法廷大混乱
http://www.dailymotion.com/video/x168vt7_2013-10-17-%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E9%81%B8%E6%8C%99%E8%BF%BD%E5%8F%8A%E8%A3%81%E5%88%A4_news

 まあ、住民訴訟・行政訴訟に関わったことが一度でもある人なら、裁判所がいかにひどいか、三権分立がいかに機能していないかはわかってるんですが。中でも、裁判官の質の悪さ、権力志向はすごいんだから(断言できます!)。面白いことに、事務官の方がはるかに優秀なこともありますが、彼らがちょっとでも原告側に親身になったりすると、すぐさま飛ばされるという陰湿さ。内部の人にはそれがフツーでも、一般市民にとっては暗黒の封建社会、それが司法の世界です。

 従って、私は、基本的に訴訟を勧めることはありません。でも、やむなく裁判に訴えざるを得ない時もあります。この不正選挙裁判はその一例でしょう。
 どんなに民主党がひどくても、昨年の総選挙で「自民党を勝たせなきゃ」なんて、誰が思ったでしょうか(情勢判断できない保守系の人以外は)。フクイチは終わりなど見えないのに、その原発を推進してきた自民党を復権させたら何が起こるか、と言うのは常識以前の話。民主等が政権を取った時から、民意はすでに自民党を離れていたんだし。

 なのに、大方の期待を裏切った選挙結果。誰だって、かの国の「黒い霧」を疑うでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=vMj8s8Zi4gs&feature=youtu.be
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/01/08/6685204

 なぜなら、この選挙は、日本の宗主国であるアメリカにとって非常に重要でした。彼らは自民党政権にしないと、「次」がなかったのです。戦争政権だから、アジア「有事」はすでにそのシナリオにあるし、自国の核廃棄物の処理場所も確保できないし、米国債をきちんと支えてもらわないとデフォールトに陥りかねない。しかも国内では、国民の不満・不信が高まって、「革命前段」状態といわれているほど(全く日本では報道されない)。で、アメリカが行ったいつもの手は、メディアと工作員を使って、選挙を「買う」という戦略ではなかったか、というのが私の判断です。

 で、この法廷では、裁判官がいきなり「結審」を言い渡して逃げ出し、傍聴席には「売国奴!」なんて怒号が渦巻いて大荒れ。裁判所でこんな罵声が飛び交うとはすばらしい。裁判所が「狗」でしかないことを知る国民がもっと増えてほしいものです。立法府は言うに及ばず、行政だって法律を守ろうとしない(穴抜け法ばかり作っている)日本は、実のところ、国家の体をなしていません。でも、ま、これからだから。がんばりましょう。2013.1024

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/