車が空を飛ぶ、ハリケーン「アルマ」の猛威

 ハリケーン「ハービー」に続いてアメリカ南西部を襲っている、ハリケーン「アルマ」、その動画が続々と入ってきています。

 この動画は、東カリブ海の小国「アンティグア・バブーダ」の住民が撮影したようです。美しいカリブ海のリゾート地は、ハリケーンの通り道でもあり、これまでもいくつか大きな被害を出したものもありましたが、これほど巨大なハリケーンは初めてとのこと。嵐の後の動画↓もすさまじく、311後の東北を思い出さずにはいられません…

 黄色い服のリポーターが、「車もコンテナも空を飛んだんです。人々は流されないように互いをロープで結んでいた」といっていますが、風速180マイル/時では人間なんか木の葉と同じ。外に出られる状況ではなかったでしょう。

 ブラウン首相は「この9月6日に現地を襲ったカテゴリー5のアルマは、建物と車両の95%を破壊し、今の推計では住民の役60%が家を失ったと見られる。通信手段が社団されており、復旧にはかなり時間がかかる」とのべています。また、これに追い討ちをかけるように、カテゴリー4のハリケーン・ホセが近づいているため、9月8日、全住民約1800人はUSAIDの助けを得て、隣の島のアンティグアに避難しています。

 一方、ハリケーンが近づいているフロリダの状況は、311を思わせる不気味さです。アルマの通り道にはフロリダ半島の先にあるターキー・ポイントなど19の原発があるそうですが、カテゴリー5の嵐が来るにもかかわらず、それらは停止されていません。施設の堅牢性に自信があるわけではなく、「原発停止は大変なことで、今からでは間に合わない」からだそう。

Hurricane IRMA To Take Down 19 Nuke Power Plants That Will Cause The Collapse Of The Dollar

 地震・津波と違って、ハリケーンや台風の被害は広範囲に及びます。ということは、半島の先の原発が被害を受けても、救援隊は道路の冠水・寸断やガソリン不足などによって、近づくことさえ困難なはず。その結果、メルトダウンが起きれば、「ハリケーンで死ななくても、放射能で死ぬ」3 nuclear power plants in the path of Hurricane Irma こともありえます。その場合、米政府も「ただちに影響はない」というんでしょうけどね。

 それにしても911を意図したタイミング。メキシコの地震といい、気象兵器が目いっぱい使われているというのが私の直感ですが・・・それについては別ブログを見てね。2017.9.10

 

 

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/