横浜の汚染がれき処理、市長独断だった

 前記事の続き。河北新報も、災害ごみは36,000トンではなく、19,000トンだと書いています。

 

丸森の災害ごみ、横浜に試験運搬 来月にも本格処理

20191127日水曜日https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191127_11024.html

 …町内の災害ごみは約1万9000トンで、うち可燃物は約6000トンに上る。環境省は年内に生活圏から災害ごみを撤去させる方針で、小泉進次郎環境相が22日、町の災害ごみを横浜市の処理施設で受け入れる方針を示していた。

 

 さてこの災害がれき焼却については、林文子横浜市長が議会にはからず、議員質問にはウソの答弁を重ねていたことを知りました。以下、久しぶりに阿修羅の掲示板を見た;

これはひどい! 宮城・丸森町の汚染ガレキ焼却 横浜市長が市議会・市民に内緒で勝手に決めていた!

http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/287.html

投稿者 魑魅魍魎男 日時 2019 11 27 03:10:21

宮城・丸森町の汚染ガレキを横浜市で焼却する件が大問題になっています。

「災害ごみ、宮城から横浜に鉄道輸送へ 週100トンめど (朝日新聞)」
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/280.html?c24#c24

驚くべきことに、林文子・横浜市長は市議会にも市民にも全く知らせず、独断でこの焼却を決めたということです。いくら市長と言えども、このような環境に影響を与えうる大問題を勝手にしかも内緒で決めることは許されません。

これは民主主義への挑戦であり、辞任を要求すべきです。
以下、太田正孝・横浜市議(立憲民主党)の掲示板からの引用です。

—-(引用ここから)———————-

放射能汚染材の受け入れとその焼却を決断 投稿者:市民不在を弾劾する
投稿日:20191125()181936
https://8005.teacup.com/ota/bbs/20694
● 市長は市民に説明もなく高濃度放射能汚染材の都筑区焼却工場に受け入れすることを決定。横浜林市長は、国の要請を受け、福島県丸森地区の放射能汚染廃材などを受け入れて、横浜市の焼却工場で焼却することを決定し、明日明後日にも、汽車で運送されてくるこの廃材を市内に収納する。丸森地区は高濃度に汚染された地域で、除染指定区域であり、この放射能が横浜に運ばれてくる事に対して、なぜ市議会や市民に説明しないのか…今後大きな問題となるであろう焼却した時の排気ガスに放射能が含まれて、市民に害を及ぼしたりする可能性が高い。工場の公務員労働者の安全は大丈夫か?全くこれらについて考証されていない。
市民不在の市行政がここでも進められている後略)

 

 な、なんと、林市長は「国の要請をうけて」「放射能汚染廃材などを受け入れて焼却する」「議会にも説明なし」と明記されています。これは「市民不在の行政」どころではなく首長の犯罪というべきレベル。即刻、告発すべきだと思いますけどね。都筑区のみなさま、ぜひ糾弾の声をあげて下さい。2019/11/29

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/