横浜での災害がれき焼却は国の指示

 横浜での「新・がれき焼却」を指示していたのは、ごみ一族のあの男だった・・・↓は都筑区のホームページから。

横浜・都筑ふれあいの丘のごみ焼却場で宮城県丸森町の災害廃棄物の処理が始まる

2019年11月26日火曜日https://tsuzukilife.blogspot.com/2019/11/1127.html

小泉進次郎環境相が方針明らかに

現環境相の小泉進次郎大臣が11月22日に発表した内容によると、宮城県丸森町の廃棄物を横浜・都筑ふれあいの丘のごみ焼却場で処理する方針を明らかにしました。発生した災害廃棄物とは先日の台風19号豪雨によるもので、現在は廃棄物は丸森町の町民グラウンドに仮置きされています。横浜市までは鉄道で輸送するとのことです。JRの鉄道輸送ルートを使ってJR仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)から貨物列車(川崎市のごみ専用列車「クリーンかわさき号」)で横浜市・羽沢のターミナルまで輸送する計画です。
 横浜市都筑区の処理施設「都筑工場」でのごみ焼却は11月27日より開始します。搬出量は週に100トン程度となり輸送と焼却は当面継続、丸森町以外にも要請があれば対応するとのことです。丸森町の災害廃棄物は19日までの推計で約3万6000トンに達しており、実施期間は未定ですが環境省は年内に生活圏からの撤去を完了させる方針とのことです。台風19号で発生した災害廃棄物を巡っては、宮城県内で仙台市と登米市以外にも山形県やむつ市、相馬市でも受け入れを進めているとのことです。

本ニュースについては放射能など根拠のない憶測が多く飛び交っていますが、いたずらに不安をあおってい感があります。そもそも台風災害で発生したゴミの処理の話であり、この災害支援を横浜市が協力するのは応援したいと思います。

 

 この「処理方針」は、憲法・地方自治法・廃棄物処理法に違反するんだけど、二世(三世?)議員にはそんなこと馬の耳に念仏。「ごみ族」小泉を環境相に起用したのも、「汚染ごみの全国展開ー全国の汚染度を平均化する」ためで、「災害ごみ処理への協力」が格好の口実になっています。もちろん、おひざ元の神奈川県にはすでに相当量の汚染廃棄物が持ち込まれていることでしょう。

・・・これは証拠があるわけではなく、単なる勘ですが。

 それにしても都筑区のひどさ。高濃度汚染地区の災害ごみが放射能に汚染されていることを懸念する声を「根拠のない憶測」とにぎりつぶすとは悪質。これは同区がすでに国策に従って汚染ごみ処理を引き受けたということを意味しているのでは?それを裏付けるように、都筑区は災害廃棄物の量を36,000トンと書いている。実際はこれは汚染廃棄物の量で、今回の災害廃棄物は19,000トン(可燃物6000トン)なんですけどね(前記事参照のこと)。横浜市民、目をさましてよ。2019.11.28

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/