新規感染者の6割以上がワクチンを受けていた! ブレークスルー感染2

 ワクチンを完全接種したにもかかわらず、その病気にかかってしまうことを「ブレークスルー感染」といいます。これについては前記事「ブレークスルー感染」、ワクチンの本作用 (04/25) でも紹介しました。ところがアメリカでは、今や新規感染者の半分以上がこのブレークスルー感染だといいます…むしろ、ワクチンが感染を広げているわけです。

エール大学の教授、新規感染者の60%がワクチン接種済みだったと指摘 

「医師たちは、ずっと、自分たちが治療したコロナ患者の半分以上がワクチン接種済みだったと述べてきた」。そう明らかにしたのは、スティーブ・バノンの番組、「War Room」に出演したエール大学の疫学の教授ハーベイ・リッシュ氏だ。

「アメリカ国民はワクチンに売り渡されていると思う。根拠は軽度~中程度の感染症(新型コロナ)の削減に60〜90%有効だとする研究だが。この数値は、公衆衛生部門や行政、ファウチ博士(米FDA.CDC)がワクチンの有効性を調べるために使用している尺度ではない」「医療機関は、ワクチンが感染拡大を防ぐかどうかに最大の関心をもっているが、ワクチンメーカー側はその情報を提供していない。したがって、感染拡大を知るにはワクチンが使用された場所のデータの確認が必要だ」

以上Yale public health professor suggests 60% of new COVID-19 patients have… Yale public health professor suggests 60% of new COVID-19 patients have received vaccine News By Dorothy Cummings McLean (2021.4.22)からポイント訳。

リッシュ教授はワクチン反対派ではありません。それはこの後、国民の半数以上がワクチンを接種されたイスラエルを持ち出して「集団免疫は一朝一夕にはつかない」「ワクチンで感染が防げるのは半分にすぎない」などと述べていることからわかります(イスラエルの実態は報道とは全く違う。これに関してはいずれ記事アップの予定)。

 とにかくポイントは、「ワクチンを打っても感染する」こと。これは当然で、メーカーだって、CDCだって、日本厚労省だって「ワクチンで感染は防げない」ことを認めています。問題は、一般市民はそういうことなど知らず、ワクチン接種後に「感染」しても、無症状の人は自分では気づかないまませっせと感染を広げていること。また、ひたすら「国を妄信」し、こんな単純な事実さえ知らない地方の自治体は、自分たちに責任はないと信じ、ワクチン接種をすすめまくっていることです。

 実は、このブレークスルー感染にはCDCも頭を抱えているようで、ひそかにこういう↓対策をとっていました。

CDC、ワクチン接種後のブレークスルー感染に対するCOVID検査方法を変更

2021年4月29日

 コロナワクチン接種後のブレークスルー感染の調査の中で、米国疾病予防管理センター(CDC)は、接種者だけを対象に検査方法を改定したと発表した。それまで、CDCが推奨していたPCRテストサイクル(Ct値)は40(回)。しかしCt値がこれほど高いと、感染性を無くしたウイルスのDNA断片でも陽性と判定され、患者を増やすことにつながるとして非難されてきた。しかしCDCはこの非難を無視して今なおこの値を使用する一方、増え続けるブレークスルー感染症に関しては、こっそりこのCt値を28に変更していたのだ。しかもCDCは、ブレークスルー感染者すべてを調査するわけではなく、入院や死亡に至ったケースだけを取り上げるという。

 2021年4月26日現在、米でコロナワクチンを完全接種した人は9500万人。この間、CDCは米全州、全領土からブレークスルー感染の報告を受けている。その総数は9245、女性が63%、60歳以上が45%、無症状者が27%、そして死亡が1%の132人だ。

Total number of vaccine breakthrough infections reported to CDC
Total number of vaccine breakthrough infections reported to CDC 9,245
Females 5,827 (63%)
People aged ≥60 years 4,245 (45%)
Asymptomatic infections 2,525 (27%)
Hospitalizations* 835 (9%)
Deaths† 132 (1%)

(以上参考サイト:CDC Vaccine Breakthrough Testing Measures  Alex Berensen April 29, 2021  CDC Breakthrough Case Investigations April 16, 2021 The New York Times August 29, 2020他)

 Ct値を40から28にすることによって、ブレークスルー感染発生率は劇的に減るでしょう。それに加えて調査対象を恣意的に制限することによって、その発生率は無視できるほど小さなものになるはず。その結果、コロナ「実験ワクチン」の有効性が今以上にPRされ、接種希望者が増える…これがおそらく事業者側の目論見でしょう。

 すべてが、実質的な全国民強制ワクチンに向けた、非合理的・非合法の「工作」であり、犯罪です。

★「コロナワクチンの何が危険か」については、市民は知らなさすぎ、行政には説明能力がないため、山本が説明します(いろんな角度からの講演可)。希望者は本ブログあるいはFB「ワクチン反対市民の会」にお申し込みください。

2021/5/5

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/