サルガド

 週末、誘われて、私にしては非常に珍しく、ある映画を見に行きました。
 有名な写真家の映画と聞き、写真家が映画を作ったのかと思いましたが、その写真家自身の半生を、ほかならぬ彼の息子と有名な映像作家がまとめた映画だそう。
 写真に興味がない私はその写真家の名前さえ知りませんでしたが、小さなシアターで映画が始まったとたん、最初のシーンの迫力に涙が止まらなくなりました。この写真家が追いかけていた「世界」の過酷さと、そこから目をそらさない強さ、そして何より、その映像に写し取られた人々の生き様に・・・いくつかの写真は見た覚えがありました。どれも、彼の目線があって初めて生まれた作品だったのか・・・
 ま~、私なんぞが何を言うより、チャンスがあればこの映画を見て下さい。残酷な画面も多いけれど、最後まで見ると、きっと生きる勇気がわいてくるでしょう。
 帰って検索したら、ちゃんと公式サイトもありました。2015.10.17 
映画「セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター」公式サイト

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/