またHPVワクチン(子宮頸がん予防)の被害

  放射能汚染の影に隠れてしまった感がありますが、HPV(ヒトパピロマウイルス)予防、つまり子宮頸がんワクチンの被害は続いています。
 今回の被害者は、イギリスのルーシー・ヒンクス、13歳。数学が大好きで成績はオール5、ほがらかで活発だった彼女は、ある日、突然、すべてのエネルギーを失い、一日23時間も眠り続けるようになってしまいました。その急激な変化は、彼女が3回目のHPVワクチンを受けたときから始まったのです。
 彼女に接種されたのは、グラクソスミスクライン社のサーバリックス。メルク社のガルダシルと共に、HPVワクチンの代表です。しかし母親は、娘にワクチンを打つことを心配し、学校に相談していました。ルーシーは三種混合ワクチンの時も、ひどい反応を起こしていたのです。
 「でも、学校の看護婦は『そんな副作用なんか、まずないわよ』と言ったの。私たちは――他の両親もそうだけど――専門家を信じていたから、裏切られた気持ちだわ」
 両親はやがて、眠り続ける彼女を24時間体制でケアしなければならなくなりました。初めの頃は、なんとかトイレくらいに行けたルーシーは、その後自分のことも全くできなくなり、ほとんど植物状態になってしまったからです。
 イギリスでは2008年に、若い女性へのサーバリックス接種を含むワクチン計画が始まりました。親がよほど強硬に拒絶しない限り、すべての学童期の女の子たちは、ワクチン接種が義務づけられてしまったのです。その結果、イギリスでは400万回のワクチン接種が行なわれ、うち約4500人近くの副作用が報告されています――しかもこれは、報告があがって来た分だけというから、実際の被害者はもっと多いことでしょう。ワクチンの問題を知らないと、副反応だと気がつかないでしょうから。
 最も深刻な副反応はよく知られたギラン・バレー症候群。そしてルーシーは筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群(CFS)と診断されたそうです。2011.12.8
(参考)
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2061267/Schoolgirl-Lucy-Hinks-left-waking-coma-severe-reaction-cervical-cancer-jab.html
http://www.naturalnews.com/034170_HPV_vaccine_side_effects.html#ixzz1dqgSnotS

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/