VAXXED公開が中止されました

 一か月前、「日本でもVAXXEDが公開されます」と期待をこめて伝えたばかりなのに、ワクチン告発の映画「VAXXED」配給会社のユナイテッドピープルは劇場公開を中止しました。昨日発表された公式声明はここ↓

http://unitedpeople.jp/vaxxed/japan

 なぜ中止したかについては、「公開中止の経緯と理由」に次のような説明があります。

 事が動き始めたのは11月1日です。上記動画で使用されていた写真に写り込んでいた方のご関係者から削除を求められました。この動画は監督側が制作したものに日本語字幕を弊社が付けたものでした。写真利用について、著作権上問題がないのか念の為確認しましたが問題ないとの回答だったので公開しました。しかし、ご指摘を受け、写真がそもそも誤った使い方であることに気づき、速やかに本動画を非公開とし、その後削除しました。ご関係者の皆様にはお詫び申し上げます。また、直接お会いしてお詫びするために、翌11月2日にご関係者とのご面会の機会をいただきました。ウェイクフィールド監督の動画説明に疑念を抱いたのは、この時同席された小児科医の先生より、1994年当時、はしかと風疹のワクチンは1ヶ月ほど間を空けて打っていたという指摘を受けた時です。事実であれば、ウェイクフィールド監督の説明とは食い違います。その後、多数の文献に目を通し、複数の専門家や厚生労働省を含む機関にヒアリングをした結果知ったことは、1994年以後、2006年の2種混合ワ1994クチンであるMRワクチン定期接種開始以前、はしかと風疹ワクチンの単独接種が少なくとも推奨されていたという事実でした。(中略)いずれにしても、日本では「1994年の法改正により、満1歳からはしかと風疹の予防接種が同時に推奨されるようになった」事実は確認できず、むしろ1994年以後は単独接種が推奨されていた事実がある以上、監督の主張は成り立ちません。このような問題点が判明した以上、本作の劇場公開は適切ではないと判断し、劇場公開を取りやめる決断をいたしました。

 この映画には、日本の自閉症が最多であることを示す写真が出てきますが、配給会社はその写真の使い方が間違っている、つまり、アンドリュー・ウェークフィールド監督の「同時接種で自閉症が増えた」との主張は誤りだとして、公開中止を決めたとのこと。いえ、データそのものを批判しているわけではありません。しかし、この作品のホネである「ワクチンの危険性」「ワクチンによる自閉症の発生」「監督官庁による証拠文献の隠滅」に関しては言及なし・・・どうも、ワクチン推進側は、公敵・ウェークフィールド氏を攻撃することで、この映画の評判を落とそうという戦略を展開しているようです。

 

 どこからの圧力?

 配給会社なら、VAXXEDは、トライベッカ映画祭の創設者であるロバート・デ・ニーロでさえ、圧力に負けて上映を中止した作品であることを知らなかったはずはありません。知らなかったとしたらあまりにも無邪気で論外。

ワクチン問題をとりあげた映画「VAXXED」、圧力で中止

  でも、同社は、「関係者」に削除を求められると、それにすぐ応じ、わずか一週間で公開中止を宣言しています。これはあまりにも素直すぎて、何らかの「圧力」があったのかと疑わずにはいられません。それに、それなりに大掛かりなイベントだったはずのVAXXED上映を突然止めるというのに、関係者はわずか数日でこれを了承し、全面的な中止に至ったというのはなかなか手際がいい。契約違反で怒りだす劇場などなかったのか、上映中止に伴う損失はどう補償するのか、とても気になるところです。

 なお、デ・ニーロへの圧力は、スローンやロックフェラーなどグローバリスト財団からの圧力と、ハリウッドの双方から来ていたと思われます(これは推測であり、証拠があるわけではありません。念のため)。

デ・ニーロは人口削減組織と関係していた | …

ア ルフレッド・P・スローン財団はアメリカニューヨークに事務所を持つ慈善事業を行う非営利組織。1934年、ゼネラル・モーターズの社長兼CEOだったア ルフレッド・P・スローンによって設立された。財団の主な活動内容は公益性の …

 日本で指摘されることはまずありませんが、映画ー特にハリウッドーはグローバリストの洗脳の工具です。したがって、映画界はワクチンと同様、政治と黒い闇に覆われ、支配構造が確立した世界。一方、VAXXEDはどこからも制約を受けない独立作品、しかもタブーに触れた内容であり、これは最初から闇に葬られる運命でした。ユナイテッドピープルはそれを知って、一石を投じようとしていた・・・そう思っていたのですけどね。

 

 同時接種の危険性を認める

 なお、皮肉なことに、上記「中止宣言」は、ワクチンの同時接種の危険性を強調し(マーカー部分)、ウェークフィールド氏の主張を認める内容となっています。同氏は決してワクチン反対派ではなく、三種混合を個別にしてみたら、と主張しただけですが、その主張が「混合」を主流にしようとしていた医薬産業界の怒りを招き、彼は医師資格をはく奪され、医学界から追放されるという不合理な扱いを受けたのです。もちろん、これは、他の研究者への見せしめでした。実はウェークフィールド氏と同様の研究結果は他にも多数あります(ケネディ氏のサイトに詳しい)。しかし、自閉症の母親たちの圧倒的な支持を受けたウェークフィールド氏は、医薬産業界にとって、放ってはおけない攻撃対象でした。なお、氏に関するWikiの記述は誤りと意図的なウソが多く、信じるに足りません…いったい誰が書いているのやら。

 もひとつの皮肉は、1994年当時の日本では、ワクチンは「1か月ほど間をあけて」、「単独接種」で打っていたから安全ー自閉症とは関係ないというなら、現在の主流であるワクチンの同時接種は危険であることを示唆していること。それを裏付けるのが、日本の自閉症の増加は、自閉症が「大流行(エンデミック)」と呼ばれているアメリカより大きいこと。なお、日本のASD激増については、他ならぬ医療関係者が証言しています。

アメリカどころではない、日本の自閉症ASD10人に1 (10/14)

 ワクチンには必ず水銀、アルミニウム、MSGなど脳内毒物が含まれているし(「必ず」です)、他の生物の細胞、グリフォサートなどの農薬成分が紛れ込んでいることも多いのです。その結果、接種者によっては神経系の障害など健康被害を発症することは決して隠されておらず、各ワクチンの添付文書には、ADMや麻痺などが「重大な副作用」として記述されています。

 「ワクチンと自閉症」は今なお大きなタブーであり、そこに切り込んだVAXXEDの存在理由はそこにあります。

 そしてお上を疑わない日本人にとって、これは事実を知るための貴重な告発となるはずでした。

 今回の公開中止も、今後、上映する劇場が出ないようにするための「見せしめ」でしょう。でも、圧力にしろ自主規制にしろ、お上や医薬産業界が押しつぶそうとしている情報ほど、事実に近い。戦争での「大本営発表」のウソが明るみに出たように、医薬産業界のウソはそのうち内部告発されてゆくことでしょう。

 アメリカでも映画製作者側は、一般興行の道が閉ざされたところから反撃を開始しました。各地で自主上映し、完全コントロールされている医療情報の「事実」を一般大衆に知らせたのです。知識を得た人々は正しい判断を下せるようになり、それが今、大きなうねりとなっているのです・・・それが日本でもできないはずはありません。資金が必要だけど。2018.11.08

 

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この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/