抗体テストのことを、もう少し書いておきます。
中国で「謎のウイルス感染勃発」がニュースになった時から、多くの大学や研究所では、WHOが推すPCRテストではなく、独自で抗体テストに取り組んできました(日本では聞かないなあ~)。そのことはほどんど報道されませんでしたが、その調査結果が4月に入ってどっとでてきたのです。
私が最初に見たのはカリフォルニア州の特定地域を調べたスタンフォード大学の発表↓でした。
https://www.youtube.com/watch?v=jGUgrEfSgaU&feature=emb_title
2020/04/19 Dr. John Ioannidis Announces Results of COVID-19 Serology Study
この調査の結果、地域人口の約4%がすでにコロナに感染していること、そして、それと相対的に死亡率は低くなる(0.1%)ことが明らかになったのです。研究者の「コロナは恐れる必要がない」とのメッセージには、現在のばかげだ「コロナ対策」への強い批判がこめられていました。
それに続いて、ニューヨーク州による抗体テストでは、なんと五人に一人、270万人がすでにコロナに感染しているとの結論を出しています。Antibody Tests Suggest 1 in 5 New Yorkers Have Had COVID-19 April 24, 2020
これを発表したNY州のクオモ知事は、この結果をもって「ロックダウン解除」ーーいつビジネスを再開するか、いつ人々を職場に返せるかーーを判断したいと述べています。一方、「ロックダウン派=強制ワクチン派」は、抗体テストは当てにならないなどとして反発していますが、実際は、ワクチンの有効性を示すものとしてずっと抗体テストを使ってきたのは彼らなのです。
NYの抗体テストは連邦政府の検証を受けたとのことですが、これに関しては、今後もさまざまな展開があることでしょう。
しかし、この抗体テストは、全人口における感染者の割合を示すことによって、「コロナによる死亡率」がこれまで考えられていたよりはるかに低いことを明らかにした、という意味で重要です。この情報が広まれば、人々は、今閉じ込められている「恐怖の織」から開放されるはずだから。
ちなみに、「死亡率」とは全人口のうち死亡者が何人いるかの割合を示すもの。それに対し、感染者のうちの死亡者の割合を示すのは「致死率」と言います。市民は今、連日のメディア報道で「コロナは死亡率が高い危険なウイルス」と思い込んでいるかもしれませんが、すでに海外の調査で、コロナによる死亡率はインフルエンザよりも低いことが明らかになっています。日本のメディアはそんな情報はすべてカットして危険だけをあおり、それによって、今実施されている間違ったコロナ対策を正当化しようとしているのです。
2020.5.2