今朝、ようやく待ちかねていたニュースが入りました。
NJ州の強制ワクチン法案が、市民の反対によって廃案に追い込まれたのです!
以下、ニューヨークタイムズの報道をベースに、報告しましょう。
州議会ビル前で反対運動を展開する反対派の人々。子どもも多い。
宗教的理由によるワクチン免除の全廃を狙っていたNJ州の法案は、議会ビル前につめかけた大勢の市民の抗議に押された形で廃案となった。提案者は、土壇場で、法案を通過させるために「(対象者は)公立学校の生徒に限る」と改正を加えたが、これはかえって提案した民主党の賛同が得られず、投票にもちこめなかった。
州議会前では、過去二か月のあいだ、この法案をつぶすため断続的に市民が集会を開いていた。今回も、最後の呼びかけに応じて多くの市民が集まっており、議会が投票を中止したニュースが流れると、大きな喜びの声があがった。議員やロビイストらは、トレントンでこのような長く激しい反対運動は過去十年、見たこともないと述べた。
NJ州では、2013-14には95.3%だった接種率(MMR)が、宗教的理由によるワクチン免除が増えるにつれ下落し、2018ー19には94.2%となり、いわゆる「集団免疫」の閾値を割り込んでいる。これを受けて、民主党は、改めて新法案を整備し、次回定例会で通過させるとしている。提案者は「次は公聴会を開き、市民の懐疑に答えるために医師や科学者に発言させる」と発言した。
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まとめてしまえば簡単ですが、このような活動を企画し、動員し、持続し、目的を達成するにはどれだけの努力が必要だったか・・・しかも、敵は必ず次の手を打ってくることもわかっている。
でも、たとえ一時的であれ、これはまちがいなく市民の勝利であり、必ず「次への備え」につながることでしょう。RFKのサイトを見ると、市民は水面下でもさまざまな活動をくり広げており、市民側の成熟が「勝ち」への道しるべになることがわかります。
2020.1.15
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