副作用はワクチンの宿命ーー藤沢市のHPVワクチンアンケート➂

  藤沢市のHPVワクチンアンケートで、いちばんびっくりしたのが、この↓意見でした。

 ワクチン接種が義務付けられていたので接種したが、私だけじゃなく同級生など同じようにワクチンを接種した人は皆腕の痛みや腫れに悩まされた。ひどい人は腕が上がらず部活動等に支障をきたした。この事を踏まえて皆が安全に接種できるワクチンになればいいと思う。

 ワクチン接種は義務じゃないって!!

 とんでもない誤解ですが、それは行政が誤解させるようなPR(誤導)をしているから。そのあたりを確認しようと、早速、担当の健康増進課にアプローチしましたが、彼らは面会拒否(忙しいとの理由で)。で、次に藤沢市長に面会を求めましたが、ここもお定まりの「面会拒絶」。最後に、子ども健康課(HPVワクチン以外のワクチンの担当)と話すことができました。ところが、この「義務」について聞くと、「(市民がワクチンを受けるのは)『努力義務』とあるから、義務じゃないんですか?」

 は?なんだって?ヽ(`Д´)ノ

 思わず、「どこに接種義務って書いてある? 第一、強制接種なんて憲法違反じゃないか!予防接種問題の経過も知らないの!?」ど叱りつけました。そして、必ず、パンフ類を訂正し、「義務摂取ではない」と書くよう求めたのですが…とても反応が鈍い。

 地方自治体の無知が、市民の健康を害しているのです。 

 ワクチンは必ず副作用をもたらします。接種直後に劇症反応が出るかどうかはロシアン・ルーレットみたいなものですが、その影響を受けない人はいないのです。なぜなら、ワクチンとは、病原菌・毒素を化学処理し(ここで多くの薬物・毒物を使う)体内注入するわけだから、直後でなくても、後になってアレルギー、ぜんそく、頭痛、ADHD…などが出てくるかもしれません。藤沢市のアンケートには、「何の副作用もなかった」と、胸をなでおろしているママやパパの回答もありましたが、「後発症状」にも十分注意が必要です。とにかく、安全に接種できるようなワクチンはありません!

 一方、政府の方は、ワクチンの危険性・害をよく知っています。予防接種法第1条(目的)に「予防接種による健康被害の迅速な救済を図る」とあるのも、理論的には、被接種者すべてに副作用が出ることを想定しているから。また、「ワクチンによる副作用は、予防接種の宿命として避けられない」という厚労省の公式見解↓もあるしね。http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/dl/s0421-4h_0005.pdf

 市町村は国(大企業)の家来ではありません。特に健康、や公衆衛生に関する部分では、「国に言われたとおりにやればまちがいない」という姿勢はとても危険です。ワクチンは、病気予防のための公益事業などではなく、一般市民をターゲットにしたビジネスです。7月11日の厚労省交渉では、「インフルエンザワクチンはインフルエンザは予防できません」というセリフまで飛び出しました。この日の交渉は追ってアップしますが・・・ああ、腹が立つ。2014.7.13

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/