12・16衆院選の感想

   「今度こそ日本が変わる」、誰もがそう期待して望んだ衆院選・・・結果は、原発推進・自公民の大勝という、まったく不可解な結果に終わりました。
 でも、先進国の選挙はほとんど操作される(事前のメディア報道、気候操作、開票操作、保守派に有利な「事件」頻発など)ものだから、たいして驚くことじゃないかも。アメリカなんかすさまじいから(例が多すぎてあげられないくらい)。今回も、ちゃんと調べれば、そういう「操作」は山ほどあったのではないでしょうか。で、「どう考えたって、ヘンじゃない?」というみなさんの直感の方が正しいわけです。選挙に望みをつなぐなら、選挙システムそのものを変えないと、「未来の党」にも勝ち目はありません。
 それにしても、今回の自公政権の返り咲きは100%米の後押し。アメリカは自国の崩壊をとどめるために(ほとんど全州で連邦政府からの分離独立運動が始まっている)、新たな大戦争をもくろみ、日本をその道連れにしたいのです。だから、まず311とフクシマで日本を叩きのめし、北朝鮮ミサイルや、竹島・尖閣諸島問題で「危機感」をあおり(両方とも本来、日本の領土ではない)、かつて戦争を引き起こした自民党を再び政権につけたわけ。自民はすでに、しようもない憲法改正案を出しているから、いずれ、国家総動員法に匹敵するような憲法改正がされるでしょうね。日本は国民としても、前の大戦を反省していないし、天皇もそのままだから、いくらでも「元来た道」をたどれるのです。ああ、もう、ほんと、うんざり。
 だからといって、あきらめる?
 そういうわけにはゆきません。社会を多少でもまともな方向に向けるのは、そこに生まれた人の義務だから。それに、さすがの日本にも、311後、反がれき派を核に、「目覚めた人」がかなり増えたのは敵もわかっていて、多くの「操作」があったのだから。日本の市民運動は、まだ始まったばかり。2012・12月の選挙にがっかりすることなく、ゼロからの、再出発のチャンスと考えましょう。2012.12.17

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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