鮫川焼却炉、再稼働!(高濃度放射性ごみが燃やされる!)

 やなこと復活・・・昨日、こういうメールが入りました。…拡散をお願いします。

> Subject: 緊急:鮫川再稼働のニュース
> Date: Mon, 17 Mar 2014 21:26:17 +0900
> 今日の福島のニュースで鮫川再稼働のニュースが流れたようです。
> 住民の同意を得られたと再稼働すると
>
https://www.youtube.com/watch?v=EdVUaj6RWQw

> 頭にきた。同意なんて得られてないのに。

 福島県鮫川村の高濃度放射性廃棄物の焼却炉が、今日中にも運転を再開するということですね。去年8月末に爆発して半年あまり、村内外の人々と協力して、再稼働をやめさせようとしてきたのですが、最後は村の有力者、議員の賛成を「住民の合意」とみなして、押し切った模様。

  鮫川村は「民主主義」のミの字も受け付けない、絶対君主制的な役場で、「環境省+日立造船=命」といった感じ。村には資料はなく、環境省に請求しても一部公開、事故報告書に至ってはほとんど全面非公開という徹底ぶりでした。従って、市民はいまだに事故の概要さえつかめていないのです(環境省の「安全」宣伝があるのみ)。環境省(日立)はそういう状況を踏まえて「やっちゃえ」となったのでしょうね。

 なお、「国の直轄事業」とは、企業に事業の全権を与えるという意味。従って、今後、「鮫川は成功した、他の地域でも」となり、一般ゴミがどんなに放射能で汚染されていても燃やすのが当然になるでしょう。国に廃棄物処理をまかせると、こうなります。だから、311以前は、ごみ処理は「自治事務(国県が口を出せない)」となっていたのですが。国家が平然と自ら法を犯し、違法解釈をくりかえして事業を進めては、少数では戦えません。ほうっておくと、すでに脅かされている私たちの生存権が、完全に否定されてしまう。

 日本は無血クーデタしかないところまで来ています。 2014.3.18  

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/