他にもあるぞ、福島の指定廃棄物焼却炉計画

  福島県の指定廃棄物の焼却炉計画は、鮫川村だけじゃないんです。このほかにも、除染樹木や稲わらなどを処理するバイオマス計画も目白押し…。

川内の区長会で説明 環境省の減容化施設計画

   福島県川内村と田村市都路町にまたがる東京電力南いわき開閉所に放射性物質で汚染された可燃性廃棄物の減容化施設建設を検討している環境省は12日、同村行政区長会で計画の概要を説明し住民説明会の開催を求めた。区長会は冒頭のみ公開された。8行政区の代表ら約20人が出席した。同省は今後、住民説明会で理解が得られれば基本設計に向けた事前調査に入る。住民から調査結果について了承を得て来年1月ごろに着工。5月ごろの搬入開始を目指す。平成29年7月ごろの運転終了を見込んでいる。計画では仮設焼却炉を設け、県中、県南、会津、南会津地方の市町村と、いわき市、川内村の農林業系廃棄物と、一キロ当たり8000ベクレル以下の下水汚泥を処理する。田村市と同村の福島第一原発から半径20キロ圏外の除染に伴う可燃性廃棄物も扱う。同省は11日に同市都路町行政区長会で同様の説明を行った。

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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