鮫川、線量上昇中!

 環境省は住民の同意もなしに、3月18日から鮫川村の指定廃棄物焼却炉を再稼働させていますが、この間、じりじりと線量がアップしています。「鮫川青野を守る会」が作成した、線量の推移をあらわすグラフを見て下さい。見にくい場合は、こちらのサイトでどうぞ。↓

 これは施設入口モニタリングポストの線量の推移。データは環境省HPの指定廃棄物のサイトhttp://shiteihaiki.env.go.jp から取っています。ところが、この表をブログにアップした翌日、3月25日のデータが0.13から0.11に書き換えられていたことがわかりました。上記ブログ主は「平均値に直したのだろう」としていますが、うっかり生数値を出してしまったんじゃないの? 爆発直後も線量が上昇したことを、多くの村民が目撃していますが、環境省はそれを否定。平均値を以て「薄めて均す」ごまかし方は日本の産業界のいつもの手です。でも、バグフィルター、ヘパフィルターの二重のフィルターを通しても、気体は捕捉できないから、鮫川の焼却炉近辺の線量上昇はこれからも続くでしょう。 村と議員はいったい何をやってんだ(`Δ´)! 2014.3.29

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/