韓国もGM小麦拒否

 日本に続いて韓国もオレゴン産小麦の輸入を当面停止したようです。http://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/newsphere-20130603-6233/1.htm(未承認のアメリカ遺伝子組み換え小麦が発覚 揺れる各国 2013年6月3日)

 上の記事の見出しは「未承認の~」などと誤解を招きますが、これは承認される可能性は全くないのでお間違いないよう。記事には「遺伝子組み換え小麦はない。もし確認されても、食品、飼料、環境安全の懸念はない」というモンサント社のコメントまであり、同社への遠慮が伺えます。そのせいかこういう文章もあってびっくり。

 「(日本の)農林水産省当局者は、米小麦のかわりに「日本の買い手はフランス、オーストラリア、カナダの小麦を購入した」と述べた。ただ、輸入が停止されたのは、麺やクラッカーに用いられる「ソフト・ホワイト小麦」という品種に限られる。米国ではあまり栽培されていない品種で、「日本はほかの品種の小麦は購入し続けている」という米小麦産業の楽観的なコメントを、フィナンシャル・タイムズ紙は掲載した。

 他の品種はあいかわらず日本に流入し続けている……ぞっとしました。やはり政府は市民を守るつもりはないのです。福島県でも農業を許しているため、かなり高濃度の放射能汚染食品が出回っているのと併せ、日本人の「食」は根底から脅かされています。

 でも、最後に、元気の出る動画をひとつ紹介しましょう。3・25反・モンサントマーチの各地の画像を集めたもの。語りは一切ありませんが、見ているうちに、きっと勇気が湧いてくるはず。このイベントを事前に知りながら、呼びかけも参加もしなかったことをほんとに後悔しています。2013.6.4
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Ifa33dLp6OA#at=19

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/