閉ざされた市政

秘書課は「組」?

  2009年2月6日、二人の市民と共に、公開質問状の件で小田原市
長を尋ねました。前日に予告の電話をしています。ところが・・・秘書課は
市長も室長も不在、農政課が答える、自分たちには答える権限はない、
などとお定まりの答をくりかえすばかり。
 あきれるやりとりの要旨はこちら↓ ?が質問、--が答です。
 どうしても市長にお会いしたいんですが?
     ――この件では市長はお会いしません。(怒)
 それは市長本人の判断ですか?
     ―-・・・市長も判断しました。(!)
 「市長も」ということは、「判断した」のはあなたたち?
     ―ー・・・いえ、「市として」、判断したものです。(?)
 では何をもとに判断したの? 「会わない」の判断基準は?
     ―ー(もごもご)・・・そう判断しました。(意味不明)
 市長は何時にお帰りですか? 外出先は? 
     ―ー言えません(きっぱり)。
 
 これだけで、この市の将来が予測できます。閉ざされた、暗い将来が。 
 彼は予測通り、完全に市という「組織」にやられちゃっているんですね。
 実は役所という所は、あくどい人間がトップになるより、決断力のない
善人(無能力者)が長になる方がよほど危険なのです。政治力のない
市長のウラで、悪い連中がいくらでも税金をちょろまかせられるから。
 それにしても秘書課の面々の敵意に満ちた表情と返答は、「組を守る」
連中のそれを思わせ、役所にいるということをすっかり忘れてしまいました。
企業なら、こんな連中、とても置いとけません。
農政・観光課のだんまり
 
 仕方がないので、別室で農政課の松野課長、鳥居主査、佐藤主査、
観光課の川久保課長、佐藤公園担当らと話し合うことにしました。
 ところが、この方たち「誰が責任をもって答えて下さるんですか?」と
聞いたとたん、みなむっつり押し黙ってしまいました。
 
 市長が市民を避けていては、職員が責任を取りたがらないのも、当然
かもしれません。すごい市政ですねえ。
 で、角度を変え、樹幹注入の安全性について、データを要求しました。
すると公園担当氏、初め「データはありますよ」と言い、次は「ここに
はないが、(公園の)私のところにある」と言い、さらに「見たことはな
い、聞いただけだ」と、ころころ答を変えてくれます。なんと不誠実。
 
 かろうじて松野課長が答えてくれ、とりあえず「基本的に農薬は使
用しない」ということを確約させました(当然、樹幹注入もダメですよ)。
 ところが会談終了後、職員はとたんにおしゃべりになりました。
「ご存知のことがあれば、教えて下さいよ」だって。こっちはずうっと
情報提供してきたのを、無視しておきながら・・・。今後、彼らと実務
的なやりとりを続ける予定です。そうしないと、約束を守り続けるという
保障がないから。市民運動は、行政性悪説が原則なのです。
 当日はこの後、みどり公園課と教育委員会をまわりましたが、そこ
でも驚くような事実が・・・そのご報告はまた今度。

この記事を書いた人

hiromachi