終わらない副作用

 コロナワクチン副作用の公表をいやがる日本政府に対し、米政府は毎週金曜日に新しいデータを公表しています。その3月19日の最新データによると、 昨年12月14日以来のワクチン(全ワクチン)後の有害事象報告は48,495件、死亡1739件、重大な副作用6286件。コロナワクチンに限ると、接種総数9820万人のうち、38,444件の有害事象が報告されていますCDC Ignores Inquiry into Increasing Number of Deaths, Injuries Reported After COVID Vaccines)。

From the 3/11/2021 release of Vaers data.

 ベル麻痺は478件、うち66%がファイザーワクチンによるもので、モデルナワクチン(36%)の約2倍。また、米では3月2日からジョンソンエンドジョンソン(J&J) のコロナワクチン接種が始まりましたが、3月11日までに早速9件のアナフィラキシーが報告されたようです。これらのワクチンでアナフィラキシーが多数発生しているのは不思議ではありません。なぜならJ&Jのワクチンには、ポリソルベート80polysorbate 80が、そしてファイザーとモデルナのワクチンにはポリエチレングリコール(polyethylene glycol, PEG)が含まれているからです。両方とも激しいアレルギー反応を起こすことで知られる物質です(先日の講演会でもこのPEGについて解説しました)。

以下は先週のデータのまとめです:

  • 3月11日までに死亡した1739件のうち、接種から48時間以内の死亡が30%、24時間以内の死亡が21%。接種後48時間以内に有害事象が起きた人の46%が死亡に至っている。インフルエンザワクチンでは、同じ時間の死亡者は85人に過ぎない。

  • 死亡者の19%が心疾患に関連していた。

  • 男性が53%、女性が44%、残りは性別不明

  • 死亡者の平均年齢は77.9歳、最も若い死者は18歳

  • 妊婦289名がコロナワクチンによる有害事象を報告、流産または早産が90件。妊婦に対するコロナワクチンの安全性・有効性は確認されていない。しかしJ&Jは、今後、妊婦、幼児、免疫不全症の人を対象に治験を開始すると発表している

  • アナフィラキシー1689件、59%がファイザーワクチンによるもの、41%がモデルナ製

 なお、死亡した18歳はモデルナワクチンの接種翌日、疲労と体の痛み、頭痛を訴え、2日後には胸痛を訴え、その日の遅く、睡眠中に死亡しているのが発見されたそう。また、22歳の女性は、接種後、「重大な、生涯にわたる基礎疾患」を発生し、24日後に死亡したとのこと。しかしながら、CDCによるこれらの事例報告の調査はアップデートされておらず、1月27日までの198件の分析しか公表されていないとのこと。ワクチン副作用の実態報告は、どの国でも出したがらないのです。そしてこれらの深刻な副作用は、アストラゼネカワクチンの「血栓騒ぎ」の陰で、ほとんど報道されていません。

2021/3/23

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/