滋賀湖畔の汚染木くずが河口湖畔に捨てられていた!

    関西圏以外の人は、「関係ない~」なんて思っていたかもしれませんが、これ↓は、実はどこにでも起こり得る事件。ひとごとではありません。ただ、今回は「内部通報」で明らかになったという点が特異です。通報者に感謝(TдT) !

河口湖半にセシウム汚染木くず 36立方メートル、許容値上回る濃度
2014.3.14.2200
http://sankei.jp.msn.com/smp/affairs/news/140314/crm14031422010021-s.htm
 山梨県は14日、同県富士河口湖町の私有地で、放射性セシウムに汚染された木くず約36立方メートルが見つかったと発表した。県は一帯への立ち入りを禁止し、廃棄物処理法に基づき、排出者の特定を進めている。県によると、木くずのセシウム濃度は、暫定許容値(1キログラム当たり400ベクレル)を上回る最大3400ベクレル。付近に住宅はないため、健康被害の恐れはないとしている。11日に「滋賀県の不法投棄事件の関係者が木くずを搬入した」との通報が山梨県にあり、県が調査していた。滋賀県高島市の河川敷で昨年9月、セシウムを含む大量の木くずが放置されているのが見つかり、滋賀県警は廃棄物処理法違反の疑いで、関係先を家宅捜索している。

 フクイチによる汚染廃棄物は今も出続けていますが、産廃の場合、環境(汚染)省は「放射能汚染対処法」の適用を怠り、全国に拡散に目をつぶっているのです(8000Bq/kg以下だから、との言い訳。そのため湿式測定が行われる)。違法投棄がわかれば、廃棄物処理法が適応され、現状復帰などが命じられますが、県は環境省の顔色を伺い、「汚染の元凶」を遡って追跡することはなく、ましてや、どこに「移動」したかは完全なヒ・ミ・ツなのです。
 滋賀県にはたまたま「熱血市民」が多く、汚染木くずを移動させられたのですが、市民度が低い地域はほんとに要注意。アメリカみたいに、それぞれの地域の「汚染防衛団体」でも作らなきゃね。2014.3.15

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/