森富山市長のひどさ

 
  富山のTV局が、今月18日、がれき焼却灰の持込を阻止しようとした山本地区の10時間にわたる抵抗を軸に、がれき問題を追っています。地元のTV局にとっても、これが今年の「一押し」だったんですねえ。動画は下の二本です。
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20121225191126
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20121225191206
 で、住民の言葉にも立て看にも「公害防止協定」の言葉はありませんでした。TV局がカットしたってことはないでしょう。だって、協定で定められた協議会が開催されていないといいながら、「協定違反!」と怒るでもなし、せいぜい「もっと説明を」とおとなしい。
 驚いたのは森市長のお言葉。「国家に必要なことは強制してでもやる」 は? このおっさん、地方自治体は国家に対峙し、「住民を守る」のが任務だってことさえ知らんのか。富山市の公務員は、このおバカ右翼男の違法指示のまま動いているほどレベルが低いのか! この違憲違法発言に、いつもは穏やかな私でも「怒髪天」レベルの怒!です。
 こういう無法首長を選んでしまったら、住民はそれなりの報いを受けるもんです。吉田茂が原発路線に道を開き、戦後日本を米に売り渡したように(それが今も続いている)。
 かくて、北陸エリア会議の決定に従い、1月には「違法」本焼却開始。
 …富山県民はイタイイタイ病から何も学んでいなかったのですねえ。2012.12.25

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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