いやはや、どれだけ努力しても、どうしようもない地域もあるんですね・・・
富山県、新川広域圏の焼却炉(朝日町)はダイオキシン発生量が非常に高い準連続炉(ダイオキシン特措法違反)。それなのに住民との間で公害防止協定さえ結んでいないという恐ろしさ。まず、協定を結ぶようアドバイスしたけど、住民は動かなかった。
魚津の処分場立地も同じようにひどくて、住民がぼうっとしているうちに地域ボスと行政が結託し、「公害防止協定」を結ぶ予定だったのが、なぜか(災害がれき受入のための)「確認書」を結ぶことになったというお粗末。しかもその締結前にガレキを焼却するというのだから、住民はとことんバカにされています。
これから七ヶ月、毎日、放射性廃棄物を燃やすというのに、住民からは反対の声などほとんどあがらず、沈黙あるのみ・・・行政の方は、がれき焼却がほとんど違法行為だってことをうすうす気づいているんだけど、利権優先。ま、人材がいなきゃ、そりゃあ、やられるわ。
富山のニュース 【5月18日02時08分更新】
31日から処理 震災がれきで新川広域圏
朝日で焼却、魚津で埋め立て
魚津、黒部市、朝日、入善町の富山県東部4市町でつくる新川広域圏事務組合は17日 、東日本大震災で発生した岩手県山田町の災害廃棄物を30日から本格受け入れし、焼却 処理を31日から始める方針を決めた。県内での震災がれきの本格受け入れは高岡市に続き2番目。12月末までに木くずなどの可燃物約1400トンの処理を見込む。富山、岩手両県と組合が調整し、日程を決めた。朝日町の焼却施設「エコぽ~と」で焼 却処理し、来月3日から焼却灰の埋め立てを魚津市の最終処分場で行う。組合によると、1日当たりの処理量は約10トン。がれきや焼却灰の放射性セシウム濃 度は1キログラム当たり100ベクレル以下を基準とする。平日の16時間に地元の一般 廃棄物と一緒に処理し、混焼率は試験焼却時と同じ平均14対1(6.7%)とする予定 。
処理施設の地元で希望の地域と交わす環境の安全性などの確認書について、組合は「調 整中」とした。搬入、焼却、焼却灰の埋設、安全基準の測定作業はそれぞれの初日、4市 町在住者に公開される。県内では高岡市が4月から本格受け入れを開始し、富山市などでつくる富山地区広域圏 事務組合も試験焼却を終え、受け入れを決めている。
新川広域圏事務組合理事長の澤﨑義敬魚津市長は「昨春来、数多く説明会を開き、住民の理解を求めてきた。いろいろ意見があることは十分理解しているが、安全に処理・処分できると思っている。安全性を確認しながら着実に処理・処分したい」とのコメントを出した。石井隆一知事は、新川広域圏事務組合で震災がれきの本格処理が始まることについて177日、「理解していただいた構成市町の住民の皆さんに感謝したい」とした上で、「安全 性を確認するとともに、速やかに情報提供していきたい」とのコメントを出した。http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20130518205.htm
これで富山のがれき焼却は終わらせないと、立山が、名水が、富山米が売れなくなるよ~
2013.5.30