日本が「はしか」排除国に、WHO認定

 「日本はもうはしかの流行地ではない」。今年327日、厚労省がそう発表していました(編集あり。原文は↓)。でも、はしかワクチンはまだ続ける気です。

「世界保健機関 西太平洋地域事務局により日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました」
平成27年3月27日 厚労省環境局結核感染症課 http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10906000-Kenkoukyoku-Kekkakukansenshouka/img-327100220.pdf
【排除達成の認定基準】

 適切なサーベイランス制度の下、土着株による麻しんの感染が三年間確認されないこと、又は遺伝子型の解析によりそのことが示唆されることを言います。
【麻しんの排除認定までの経緯について】
 我が国においては、麻しんに関する特定感染症予防指針において、「平成27年度までに麻しんの排除を達成し、WHOによる麻しんの排除の認定を受ける」ことを目標として取組を進めてきました。昨年度から、公衆衛生、疫学、分子生物学、ウイルス学、臨床医学などの専門的知見を有する専門家による麻しん排除認定会議が設置され、当該会議は、麻しんが排除・維持されているか等を判定した上で、西太平洋地域の麻しん排除に関する認定委員会に報告書を提出してきました。今般、当該委員会での検討の結果を受けて、WHO西太平洋事務局は日本を含む三つの国が新たに麻しんの排除状態にあることを認定しました。今後共麻しんの排除の状態を維持するため、当該指針に基づき、麻しん対策の推進に努めてまいります。 

 この後につけられた英文プレスリリースを簡訳すると、まず、今回の「排除」認定国として、日本、ブルネイ、ダルエスサラーム、カンボジアの四カ国をあげ、西太平洋地域ではすでに、オーストラリア、マカオ、中国特別行政区(香港のこと)、モンゴル、韓国が認定されている、と記しています。そして、次に引用されている、西太平洋地域のディレクターのシン・ヤングスー氏の言葉がこわい。( )は山本の注。

「西太平洋地域でのはしか撲滅は達成可能です。すべての子供たちにはしか免疫を得させるため(ワクチンを打つため)ーー社会的に最も弱い者に対しては特にーーさらなる行政の関与、資金と宣伝が、至急、求められています。最近の進歩は顕著ですが、今後、すべての子供たちにワクチンプログラムが確かに実施されるよう、さらなる努力が必要です。はしか排除状態の維持はずっと優先されなければなりません」

 厚労省でさえ、これは翻訳はまずいと思ったのでしょう。この文章は、「『排除』が認定されても、今後、一例もはしかを出してはならず、そのためには行政が音頭を取って、全児童にはしかワクチン接種を強制し続けろ」、と言ってるようなものだから。
 まるで「はしかにかかる」のは犯罪と言わんばかり。
 人間が自然生態系の一部であること、自然に与えられている治癒力がある、と信じている人にとっては、許せない考えです。ほんと、WHOが一国の公衆衛生事業に口を出し、有効性の証明もないワクチン強制を指示してくるのか。そして、日本はなぜそれに従わなければならないのか。
 ワクチンはグローバル化の一端です。医薬産業界もグローバリゼーションで大きく再編成されつつありますが、そのグローバル支配系統のトップとみなされているのがWHO。多くの人が、WHOはゲイツ率いる人口削減軍団だと認識し始めていますが、ワクチンのターゲットになっている発展途上国の実態を知ると、WHOは危険な組織としか言えません。2015.5.6

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/