抵抗するのは市民の義務

 2022年1月21日。今年最初の記事です。実はこの間、私は大怪我をして入院していました。外科医もびっくりするような深刻な状況で、退院まで少なくとも4か月かかると言われていました。しかし3回の手術を受けた後、「脅威の回復力」で、わずか一か月半で退院にこぎつけました。外出はまだ松葉杖で、完全復帰まではまだまだ。でもなんとか「前線」に復帰したいと思います。

 以下は下書きボックスにあった記事です。遅ればせながらアップしときます。

 前記事の最後に、「専制政治が法になった時、抵抗するのは市民の義務だ(when tyranny becomes law, rebellion is our duty)」という言葉がありました。アメリカの建国の父、独立宣言の起草者の一人であるトーマス・ジェファーソンの言葉です。で、偶然ですが、私も11月7日の講演会「あなたの思いの伝え方」で、「 政府が間違っていることをしたら、それを正し、やめさせるのは市民の義務だ」と述べました。ジェファーソンのことは伝えませんでしたが。

 市民には権利と同時に義務があります。政府の過ちを議会や裁判所が正そうとしなければ(そして彼らは往々にして権力側に立ち、決して間違いを正そうとはしない)。彼らに代わって市民が反対に立ち上がるしかありません。それが市民運動、どんな社会においても市民の目と行動は必要なのです。残念ながら、ほとんどの先進国では。市民がその「務め」を果たして来なかったため、今の「コロナ専制政治」と「集団精神病」があるのです。

 なお、7日の講演のテーマは、行政に提出する文書にはどういうものがあるか、それぞれどう書くかというものでした。行政交渉に「文章力」は欠かせないし、「書く」ことから始めないと、分析力や判断力など身につかないのです。本来、地味で面白くもないテーマですが、話を始めてすぐに、満席の会場の緊張感に気づきました。参加者は真剣にノウハウを学びたいと思っていたのですね。

 そこで、宿題として、参加者にこの日の感想文を書いて送ってもらいました。現代社会では、大人が、仕事を離れてまとまった文章を書くことはほとんどないはずです。その結果、すでに半数近い人々の感想文を得ていますが、いずれも、書き手の思いの強さ、意思の高さを知りました。(下書きここまで)

 「コロナ問題」は、市民の抵抗力と自由を奪うのが目的のプロパガンダです。そこには悪意に満ちた組織的洗脳テクニックがめぐらされていて、それに気づく市民は決して多くありません(特に日本では)。でも、昨年末から状況は変わりつつあります。本ブログはその変化を追っていきます。今年もよろしくお願いします。2022.1.21

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/