市民は知らない、農薬散布

★お城のお堀に沿った通り、市民の散歩道です

小田原城跡公園は松の木だけでも300本近くあります。どれもが高木で5階建てのマンションよりも高く、私が住んでいたマンションにまさに上空から農薬が降ってきたのでしょう。

松のてっぺんにスプリンクラーが設置されていて、ホースが繋がれています。
下から汲み上げられたスミチオン(180倍という高濃度で、700リットル×2回)が5月と6月にわたって撒かれたのです。

例えば米に使う農薬としての、スミチオンは1000倍以下、と
決められていますので、いかに高濃度の物だったかが、わかると思います。
当日窓を開けて眠っていたので、私は一晩、吸い続けていたのでしょう。
朝、なんだかおかしい、からだが重い、と感じて目が覚めたときは、
もう動けませんでした。

この、散布の時間が、市民がいまだに知らないでいる、大きな原因でもあります。
深夜2時から、朝方の7時まで実施とされていて、多分知っている人のほうが
少ないと思います。

さて、それからの大変さは、何から書いていいのでしょう。
まず2日間動けませんでした、激しい下痢が続き、吐き気、頭痛、視野狭窄
目の痛みや、呼吸困難、舌の痛みで味覚が感じられなくなり、
何よりつらかったのは、うつ状態になったことでした。
関節は痛み、こわばり、動きがぎこちなく、血痰?と思うようなタンが出続けて
体がどんどん衰弱しました。

歯の異常が一番応えました、それまで定期的に検診を受けていたので
歯周病の傾向はあまり無かったのが、一気に悪化して歯がぐらつき出し、
痛みで食べられなくなり、1年のあいだに奥歯を3本も抜く事になりました。
どう考えても異常なことです。

ドクターからも、ブラッシングに問題があって起きてる状態ではなく、
体の免疫力の異常な低下だと、言われました。私もそれを実感しています。

 



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この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
ブログ「WONDERFUL WORLD」https://wonderful-ww.jp/