小田原では校庭にも農薬

      校庭樹木にも農薬!

 2009年2月6日の小田原市申し入れの続きです。
 同市では少なくとも観光課、農政課、公園課、教育委員会の四つの部局で
農薬を使っていますが、今後も使い続けるということがわかりました。
 
 まず教育委員会。対応は下川・栢沼両氏。
 市内小学校25校、中学校15校では「アメリカシロヒトリ等害虫駆除業務
仕様書」に基づいて、1害虫捕殺、2樹木選定、3薬剤散布が行われます。
3は害虫が大量発生した時だけ。市は業者に、各法令遵守はもちろん、児童
の下校後、周辺住民への周知も行う、食用農作物の栽培者にも連絡する、
事業完了後、学校ごとに毎月写真つきで報告を求めています。
 いやに周到だと思ったら、これはH19年1月の農水・環境共同の、いわゆる
「住宅地通知」後のものでした。多分その前は注意事項なんかなく、農薬散
布は年中行事化していたはずです。というのは、教育委は今でも、害虫発生
に備えて必要経費を当初予算に組みこんでいるからです。
 保護者などへの通知「例」には、もし薬剤がかかってしまったら、身体をよく
洗うこと、身体に変調があったら、担当まで相談するよう書かれています。
 でも、「これまで変調を訴えたケースはひとつもありません」。
(こういう感じ。業者HPの写真)
「業務報告書」の写真を見ると、千倍希釈液を積み込んだ車両をもちこみ、
じゃぶじゃぶかけていました。展着剤は使わないため、薬液はすぐ地面に吸い
込まれるとのこと。観光課の現地希釈も危ないけど、これも乱暴。土壌汚染、
地下水汚染など考慮しないのか? アメリカシロヒトリは農薬で駆除できないし、
第一、樹木を枯らすことはないとされているのですが。
 なお、その他の害虫や草花などへの対処は不明です。どなたか公開請求
してみてくださいな(私はなにしろ国外ですから)。
 参考までに。ある学校では、地域の協力でアメシロを退治したと誇らしげに
報告しています(↓)。「散布後、ぼたぼたと毛虫が落ちていきました。校庭
内のほぼ全部の桜の木に薬剤を散布いただきました。ありがとうございました」
 ううっ。教育委員そのものが、子どもたちのアトピー、ぜんそく、アレルギー
を悪化させているのではないかという気がしてなりません。なお、同課栢沼氏
の横柄な態度と役人根性は特筆すべきで、今思い出しても怒!090228
http://www.miki.ed.jp/el/jiyuhi/index.cfm/1,1228,23,html 

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hiromachi