震度7の北海道地震から一週間。全道ブラックアウトをもたらした停電の原因についてまだに納得できる説明はなく、「妄想」が膨らむばかり・・・ま~、最初から怪しいと思って見ているのですが。
対応後手、供給遮断間に合わず…ブラックアウト
専門家は、今回のブラックアウトを避ける手段として、特定地域の電力供給を絞って強制的に停電させる方法があったと指摘する。東日本大震災で福島第一原発などが停止した際、東京電力は一部地域を停電にし、域内全域の発電所が停止するブラックアウトを防いだ。電力会社は、発電する量と消費する量がおおむね一致するように調整している。需給バランスが崩れると、発電所の発電機が破損する恐れがある。東京電力は発電量の減少分に見合うように、強制的に停電させて電力需要を落としバランスを保った。
「詳細はなおわかっていない」はとりあえずその通りにしても、「給電遮断が間に合わなかった」「一部地域を強制停電させればよかった」というのはどうだか。だって、当時、厚真発電所はすでに壊滅状態にあり、周波数を同期させたくても、おそらく電源系統もコントロール不能になっていたと思われるからです。
北電の主力「苫東厚真発電所」の被害状況が明らかに 完全復旧は11月以降
長崎潤一郎、田之畑仁 2018年9月13日09時09分https://www.asahi.com/articles/ASL9D5KBVL9DIIPE01Y.html
同発電所があるのは、苫小牧港東側の埋め立て地。朝日新聞がチャーターしたヘリコプターに12日、記者と渡部要一・北海道大教授(地盤工学)が同乗して発電所を上空から撮影。周辺の道路や、発電所敷地内の数カ所で、砂が噴き出すなどの地盤の液状化が起きたとみられる痕跡を確認した。痕跡は石炭置き場とみられる場所にもあった。渡部教授は「発電所周辺の海沿いでは、至る所で砂が噴き出していた。建屋近くでも少なくとも2カ所は痕跡が確認できた。ただ、今回見る限りでは、発電所の建物に直接影響している可能性は少ないのではないか」と話している。(長崎潤一郎、田之畑仁)
液状化により施設に亀裂が入るなどして、機械類が損傷し、発火するとしたらそれはありえることでしょう。ところが、北電も専門家も液状化が起きたことは認めながら、発電所には影響していない、復旧にも影響ない、と言っている・・・それなら、いったい何が施設の損傷ーーそれも狙ったように三基すべてのーーを招いたのか実に不思議。常識で考えれば、厚真は狙われたとみるべきなのに。どうも、「厚真火発の損傷」で停電になったという主張はタブーのようで、許されているのは「需給バランスの崩れ」「周波数の調整不調」のようですね。明らかな言論統制だと感じるのは山本さんだけですかね~ 2018.9.14