同時接種の赤ちゃん、急性脳症から運動・知的障害へ ワクチン被害認定 2017年2月

 今年2月に行われたワクチンの障害認定審査会では、10件の審査案件がすべて「ワクチンとの因果関係」を認められています。この審査会については、前記事ワクチンによる障害認定、2016年10月 | WONDERFUL WORLDも参考にして下さい。

 

4種混合ワクチンなど10件の疾病障害認定

厚労省が公表、急性脳症後遺症も

CBnews | 2017.02.21 16:08

 厚生労働省は、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。4種混合(ジフテリア、百日ぜき、破傷風、ポリオ)やBCGなどのワクチンを接種した10件について審議した分科会は、いずれの案件も予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした。審査会は、HPV(子宮頸がん予防ワクチン)の4件、BCG2件、新型インフルエンザの2件、4種混合・MR(麻疹・風疹混合ワクチン)・Hib (インフルエンザ菌b型)・PCV(小児用肺炎球菌)の1件、4種混合・Hib1件について、ワクチン接種による疾病・障害を認定した。HPVは慢性疼痛、物忘れ、手足のしびれなど、BCGは皮膚結核様病変、左鎖骨上リンパ節炎など、新型インフルエンザは知的障害、紫斑病性腎炎など、4種混合関連は全身性蕁麻疹、急性脳症後遺症(てんかん、発達遅滞、運動障害)といった疾病・障害を挙げている。今回認定された10件については、医療費などが給付される予定。内訳は医療費・医療手当が8件、障害児養育年金(医療費・医療手当を含む)、障害児養育年金(単独)がそれぞれ1件だった。20170221日 新井哉・CBnews

 

 これだけでは被害の実態がよくわからないので、厚労省サイトhttp://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000152091.pdfから審議結果を書き出しました。年齢とは接種時の年齢/月齢のこと。新フルとは新型インフルエンザワクチンのこと。

[疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会審議結果]

平成29217

(出席委員)五十嵐委員、稲松委員、大澤委員、岡田委員、岡部委員、釜萢委員、古賀委員、佐多委員、多屋委員、徳永委員、戸部委員、永井委員、中野委員、中山委員、長谷川委員、樋口委員、広松委員、宮﨑委員、吉川委員(欠席委員 三田村委員)

審議件数 10 認定 10 否認 0 保留 0 

性別 年齢    ワクチン名  請求内容   疾病名・障害名

 11歳  新フル  医療費・医療手当 アレルギー性紫斑病、

                   紫斑病性腎炎

 2  新フル  障害児養育年金  四肢体幹運動障害,知的障害

女   13歳   HPV      医療費・医療手当   頭痛、手足のしびれ、

                  左半身の脱力

女   12  HPV      医療費・医療手当   微熱、体の痛み、不眠、

                  倦怠感、頭痛

男   7ヶ月   BCG      医療費・医療手当   皮膚結核様病変

女   12  HPV      医療費・医療手当   慢性疼痛、しびれ、

                   筋力低下、不眠

女    1 DPT-IPV+MRHib+PCV 医療費・医療手当 障害児養育年金

 急性脳症後遺症(てんかん、発達遅滞、運動障害)

女   4ヶ月    BCG     医療費・医療手当   多発性BCG骨髄炎(下顎骨、

頭蓋骨、肋骨)、 左腋窩リンパ節炎、左鎖骨上リンパ節炎)

男   3ヶ月   DPT-IPVHib     医療費・医療手当   全身性蕁麻疹

女   14歳     HPV        医療費・医療手当   頭痛、物忘れ、倦怠感、

                  背中の痛み、手のしびれ

照会先厚生労働省健康局健康課予防接種室健康被害救済給付係

TEL 03-5253-1111 内線 210

 十代の女の子たちはすべてHPV(子宮頸がんワクチン)の被害認定を受けています・・・今はまだ表れていないかもしれませんが、海外ではすでにHPVワクチンによる生理不順、異常出血、早期閉経、不妊などの問題が報道されており、被害者たちは将来、別の戦いを強いられることになるでしょう。

 それから2歳男児が新型インフルエンザワクチンで四肢の運動障害と知的障害を認定されていますが、「知的障害」は病名ではなく、おそらく自閉症でしょう。最も活発な年代の赤ちゃんが、突然、「人が変わったように」コミュニケーションの能力を失うのが、ワクチン被害の特徴。この子は養育年金が認められており、おそらく、一生、障害と付き合わなければならないのです。

 そして、同時接種の恐ろしさを物語るのが、3ヶ月で五種のワクチンを打って全身性じんましんになった男の赤ちゃん、1歳で8種類のワクチン(DPT-IPV=ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、MR=はしか、風疹、 ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型ワクチン、小児肺炎球菌ワクチン)を打った女の赤ちゃん。女の子の方は急性脳症から発達遅滞、運動障害を起こしていますが、ここでいう発達遅滞とは、少し前までは「知恵遅れ」と呼ばれていましたが、このケースでは「知的障害」と称されていないのは不思議です。

 これまでも同時接種による被害は多くありましたが、厚労省と日本医師会は、いいかげんに「同時接種」推進を止めるべきです。同時に、市民もその危険性に気づかないと。

 それから生後4ヶ月でBCGワクチンによって、多発性BCG骨髄炎を起こした女の赤ちゃん。BCG骨髄炎はワクチンによって引き起こされることがよく知られており、厚労省も、BCG接種時期を生後6月未満までから、生後1歳未満までに引き上げようとしたのですが、BCGの接種時期の 見直しについて – 厚生労働省2012/11/14)、業界に押し切られて「5ヶ月から8ヶ月」に落ち着いています。

 

 「ワクチンは毒物」です。どうしても打ちたければ、少なくとも1歳すぎてから、そして1種類ずつ。親や近親にアレルギーなどがある場合、赤ちゃんがワクチン被害に会う可能性が高いこと、風邪・熱の場合には、絶対ワクチンを避けること、妊婦はいかなるワクチンも(薬も)避けるべきこと、を知っておいてほしい。現代社会のパパ・ママは(ジジ・ババも)あまりものごとを考えないし、知ろうともしないのですが、無知は子どもたちを苦しめることになる。子どもを守りたければ、まず学ぶことです。2017.3.5

 

この記事を書いた人

山本節子

調査報道ジャーナリスト・市民運動家。「ワクチン反対市民の会・代表」。
立命館大学英米文学科卒業。中国南京大学大学院歴史科修士課程卒業。
住民運動をベースに、法令や行政文書を読み込んで、自治体などを取材するという独自のスタイルで、土地開発や環境汚染、焼却場・処分場問題に取り込み、数々の迷惑施設事業を阻止して来た。2011年以降、福島原発汚染がれきの広域処理、再エネ、ワクチン、電磁波などもカバーしているが、昨年からはコロナ問題に全力で取り組み中。市民育成も手掛けている。著書「ごみを燃やす社会」「大量監視社会」等多数。
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